Career

まとめ記事のような対応

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

今日は、所属する事務所内に向けて、セールスレターを作成しました。セールスレターといっても、何かを売りつけるものではありません。ある行動を呼びかけるもの。

 というのも、解決したい課題がありました。どうしようかと考えていたときに、こちらの専門部隊がやっていたことを再現する形が良いのではないかとの結論に至りました。そこで、その再現を呼びかけるセールスレターを書いた次第で。

 こうした社内に向けての行動の呼びかけは、何度かチャレンジしています。数を重ねると、だんだんコツもわかってきます。「ここは、こう行く」とか「ここは、まだ押さえておく」とか。「それは、やりすぎだ」ってところも。

 セールスレターの世界にどっぷりと漬かっていると、その辺の感覚が麻痺することがあります。例えば、「賄賂」という言葉。セールスレターを書いている人にとっては、この言葉は何も抵抗がありません。

 しかし、セールスレターに慣れていない人にとっては、どぎつい言葉。ボクもその世界に接し始めた頃は、「賄賂」と聞いて相当ネガティブな印象を抱きましたし。それほど、セールスレターの世界とそうではない世界とでは、用いる言葉が違うのです。

 今回、呼びかけた内容には、そこまでどぎつい言葉は用いませんでした。それを受け取るユーザーを踏まえると、明らかに困惑することが目に見えていたから。なので、むしろ優しい言葉で語りかけるようにしました。

 そこで語りかける言葉も大事ですが、それを踏まえて提供する成果物も大事。今回、呼びかけた行動に対して提供した成果物は、なんと、800ページ近い代物。表紙や目次を含めると、ゆうに800ページ超え。しかも、余白を狭くしたうえで、1行当たりの文字数や1枚当たりの行数を最大にした状況で。

 この用紙設定をとある出版社に提出する原稿で換算すると、2,000ページ近いボリューム。少し前に流行ったトマ・ピケティ氏の『21世紀の資本』(みすず書房)が728ページのため、ピケティ3冊程度の成果物を提供した計算になります。そう考えると、かなりのオファーを提示していることになります。

 ただ、難点は、この呼びかけを行った時点。ちょうど、第3四半期のレビューで多用な時期。じっくりと、ボクの呼びかけを読んでもらえない可能性もあります。

 ここから理解できるのは、行動を呼びかけるのにもタイミングが大事だということ。呼びかける行動を欲していない時期に、いくら呼びかけても、反応は薄くなります。反対に、それを欲している時期では、ちょっとの呼びかけでも反応は高まります。七面鳥を売るのに、クリスマスの時期を逃す人はいません。

 そういう意味では、タイミングとしては少し外したかも。ただし、情報発信した媒体が後日の検索に耐えうるようなストック型のため、問題はないものと期待しています。必要としたタイミングで、アクセスしてもらえれば十分。

 そのためには、「ここに、これがあるよ」と何度も何度も繰り返して伝える必要があるのかもしれません。その結果、はじめて認知してもらえる。

 そうか、こう書いていて、まとめ記事的なアナウンスが必要なことが理解できました。そんな展開を試したいと思います。あなたのビジネスでも、まとめ記事のような対応をしてみてはいかがでしょうか。

『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』から動画化の流れを学ぶ前のページ

海外産の会計基準に、ビックリマークをつけた翻訳を次のページ

関連記事

  1. Career

    ボクの言葉がけはプリンセス・ストーリー

    言葉ひとつによって、受ける印象は大きく変わる。ボクは、セミナー講師と…

  2. Career

    どうやったら8時間の会議を短くできるか

    長い会議。2時間、4時間、8時間という会議を経験したことがある人も少…

  3. Career

    セラピストのような話法で包み込まれたら

    「アー、アナタハ今回、成長ガ見ラレナカッタ・・・」 そう言わ…

  4. Career

    寄りかかるんじゃない、寄り添うんだ

     今日は、2018年12月31日。大晦日です。この一年で最も力を注いで…

  5. Career

    セミナーでは全体構成を示しなさい

    え~、みなさんはご存知でしょうか。刑事モノのドラマに、2つのパターン…

  6. Career

    研修アンケートで丸わかりの学びの姿勢

     学びの姿勢があるかどうか。それは、研修アンケートで一目瞭然。それほ…

  1. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.052 AGC、あずさ
  2. Accounting

    3つの電子書籍アプリから選べる『ダイアローグ・ディスクロージャー』
  3. Accounting

    経営力の評価に資する情報なら、『「のれんの減損」の実務プロセス』を
  4. Accounting

    もう、制度会計に気候変動は関係ないとは言わせないセミナー
  5. FSFD

    SSBJ基準とISSB動向の最新情報をキャッチアップする最適なセミナー開催
PAGE TOP