私は、会計、監査、内部統制、開示といった実務上の論点について、研究学会でも継続的に報告を行ってきました。
企業実務で生じる課題は、制度の表面的な理解だけでは十分に整理できないことがあります。実務の現場で感じた問題意識を、その場限りの感想や経験則にとどめず、他者が検討可能な形にまで言語化し、研究学会という外部の場で報告してきたことは、私自身の専門性を形づくる重要な土台の一つになっています。
本ページでは、その主な報告実績を掲載しています。
研修、講演、執筆、実務支援等をご検討いただく際に、専門性の裏づけとしてご参照いただければ幸いです。
2021年
統合報告の保証業務における「主要な検討事項」の有用性
日本監査研究学会 第43回東日本部会
2021年7月17日
統合報告の保証業務は、財務諸表監査とは異なる文脈に立ちながらも、情報利用者に対して何を、どのように伝えるべきかという点で、監査報告の議論と深く接続しています。
本報告では、「主要な検討事項(KAM)」の考え方を統合報告の保証業務においてどのように位置づけ得るのか、また、それが利用者にとってどのような有用性を持ち得るのかを検討しました。
関連リンク
公式案内/関連解説1/関連解説2/掲載誌:『現代監査 No.32』
2020年
KAMと内部統制報告制度との関係
日本内部統制研究学会 第13回年次大会
2020年11月21日
KAMは監査報告の文脈で議論されることが多い一方で、企業の内部統制報告制度との関係まで踏み込んで検討される機会は、必ずしも多くありません。
本報告では、KAMと内部統制報告制度との接点を整理し、それぞれの制度がどのような役割分担のもとに位置づいているのかを考察しました。
関連リンク
公式案内/関連解説1/関連解説2/掲載誌:『内部統制 No.13』
2019年
リスクの粒度とKAMの情報価値
日本監査研究学会 第42回全国大会
2019年8月3日
KAMが制度として導入されるなかで、どの程度の粒度でリスクを記述するかは、情報価値を左右する重要な論点です。
本報告では、リスクの記述の細かさが、利用者にとっての理解可能性や有用性にどのような影響を及ぼすかという問題意識のもとで検討を行いました。
2012年
財務報告の後発事象に係る内部統制の課題と対応
日本内部統制研究学会 第5回年次大会
2012年9月3日
後発事象は、財務報告の適正性を左右し得る重要な論点であるにもかかわらず、実務上は内部統制との関係で十分に整理されていない場面も少なくありません。
本報告では、後発事象に関して企業がどのような内部統制上の課題を抱え得るのかを整理し、その対応の方向性を検討しました。
関連リンク
公式案内/掲載誌:『内部統制 No.5』
研究学会での報告を、実務にどう活かしているか
研究学会での報告は、学術的な関心のためだけに行っているものではありません。
私にとっては、企業実務のなかで繰り返し現れる論点を、より厳密に整理し、他者が検討できる形にまで高めるための営みでもあります。
そのため、研修や講演では、制度の概要を説明するだけではなく、どこが実務上の判断ポイントになるのか、なぜそこが難しいのか、企業としてどのように整理すべきか、というところまで踏み込んでお伝えしています。
また、執筆や実務支援においても、単なる情報提供にとどまらず、論点の構造を明らかにし、現場で使える形に落とし込むことを重視しています。
研究学会での報告実績は、そうした仕事の進め方を支える一つの基盤でもあります。
関連ページ
研究学会での報告実績に加えて、以下のページもあわせてご覧いただくと、活動全体をご覧いただきやすいかと思います。
・セミナー実績
・寄稿一覧
・書籍一覧
・業務のご依頼
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会計、監査、内部統制、内部監査、サステナビリティ開示などをテーマとして、企業向けの研修・講演、執筆、実務支援を行っています。
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