最近、朝はサザンオールスターズの「さよならベイビー」が寝起きソング。モーニングコール代わりに、この曲を鳴らして起きています。
この歌は、ボクの大好きなホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫サンが監督されている映画『彼女が水着にきがえたら』のために書き下ろされた主題歌。映画も好きなら、歌も好き。なんと言っても、桑田佳祐サンのボーカルの魅力が大きい。
桑田サンの歌いまわしは、こぶし。例えば「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート」のサビに、「シーガーディアンで酔わされて」というところがあります。この「酔わされて」のこぶしを文字にするなら、「よーぉわっさあれええて」の「れええて」。まさに桑田節が炸裂している箇所。
他にも、ビブラートも素敵。どこでもビブラートをかけているワケではない。ビブラートで歌う箇所と歌わない箇所とを使い分けています。ビブラートも、長く伸ばす音はもちろんのこと、短い一音にもかけています。そんな違いを味わうのが楽しい。
最近の桑田サンの作る歌は、この2つがますます多用されています。NHKの朝ドラの主題歌「若い広場」でも、息をつかせる間もないほどに、これらを使いまくっています。歌いまわし的には、かなり忙しい歌。
こんな風に聴き込んでいるものだから、桑田佳祐サンの歌マネに対して、ボクはいつもご立腹。なぜなら、ただウオウオ言っているだけで、歌いまわしは全く真似していないから。「そこ、こぶしを入れるところだから」「ああ、ビブラートが違う」などとひとつひとつが気になります。
桑田サンのモノマネを披露している人で、そんなストレスがなく聴いていられる人はまずいません。なぜ、あんな表面的なウオウオで視聴者が「似ている!」と喜んでいるのかがわからない。魂は細部に宿るというように、個々のメロディでの歌いまわしまで再現してほしいところ。
そう考えてみると、モノマネだけでなく、何でも本質に迫るものが好きなんだと気づきました。ホイチョイ映画が好きというのも、まさにその点。細部のこだわりが詰まっていることで定評がある映画ですからね。
実は、そんな本質に迫って制作されているキャリア・セミナーが2019年3月16日(土)に開催されます。セミナータイトルは、「あなたのキャリアを再発見するワークショップ」。
このセミナーは、ビジネスモデルイノベーション協会のキャリア分科会メンバーによるものです。講師を務めるのは、大企業で役員や上位管理者を務めている方々や、現場でバリバリ課題解決している人たち、個人で起業している人たちなど、多種多様なバックボーンで構成されています。どこかに偏ったキャリアを前提にしているのではありません。
実は、このセミナー、「FORTHイノベーション・メソッド」に基づいて制作されています。その過程には、キャリアに悩む人達に寄り添うことが組み込まれています。マーケティングの世界でジョブ理論とかインサイトとか呼ばれているものに相応します。端的に言えば、講師が「これを話したい」からスタートするのではなく、「キャリアに悩んでいる人の課題は何か」からスタートし、また、その課題を解決するためのワークショップを提供しているのです。
昨年の初開催のセミナーでは、ボクも登壇したため、そうした制作過程を知っています。今回のセミナーは、ミーティングの日程にことごとく仕事の用事が入ったため、ほぼ参加できませんでした。制作の進捗状況を「楽しそうだな~、参加したいな~」と指を加えて眺めているだけ。
セミナーは楽しく、かつ、有益になるのは目に見えています。だから当日は、講師ではなく受講者のひとりとして参加しようと、メンバーには伝えずに心に決めていました。しかし、セミナー開催日が土曜日であるにもかかわらず、ある仕事の関係で参加が叶わず。今回は、最後の最後まで日程が合いません。
先日、キャリアの方向性を考えている最中の知人に、このセミナーを紹介しました。セミナー開催日に予定が入っていたにもかかわらず、すぐに調整して参加を申し込んだとのこと。ご縁があるときには、こうしてサクっと決まるものですね。
きっと知人は、思いっきり楽しんでくるんだろうなあ。キャリアのヒントも、いくつも手に入れるんだろうなあ。懇親会まで盛り上がって交流してくるんだろうなあ。「さよならベイビー」を聴いて、自分の気持ちを盛り上げていこうっと。
そうそう、メンバーから聞いたところによると、昨年に比べて、ビジネスモデルイノベーション協会の会員でない方からの参加申込みが増えているとのこと。ボクの知人に、早く教えておいて良かった。このブログを通じた知人にも、こちらの申込みページをお知らせしておきますね。