Business model

ブログの毎日の更新から、ビジネスモデルを考える

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

毎日、情報発信をしている人に欠かせないもの。キュレーター的な発信もそうですが、オリジナルの情報を発信している人は特に欠かせないものがあります。

 このブログも、2018年10月20日に立ち上げて以来、基本的に毎日、更新し続けてきました。お盆も正月も、出張中も決算中も、とにかく毎日、記事をアップしてきました。

 厳密にいえば、飲み会などの都合によって、更新のタイミングが翌日にずれ込むことはありました。それでも毎日分の記事を更新してきたのです。だからこそ、この欠かせないものがとても重要なことを身にしみて感じています。

 毎日の情報発信に欠かせないものと聞いて、もしかすると、コンテンツやネタといったことを想像されるかもしれません。書くことがブログだから、書く内容がなければ更新できないだろうと。

 確かに、発信する情報そのものがなければ、発信できないのは事実。しかし、それは違います。コンテンツやネタはある意味、何とかなるから。ブログで扱う範囲をあまりにも狭めない限りは、なんとでもなります。というより、なんとでもなる方法論がある。だから、これは毎日の情報発信に欠かせないものではありません。

 コンテンツやネタ以上に、毎日の情報発信に大事なもの。それは、健康。1日も飛ばすことなく情報を発信するためには、それが可能となる体制が必要だからです。

 3度目のブログを立ち上げて、もうすぐ1年になりますが、振り返ると、寝込むような病気にはなっていません。風邪やインフルエンザなど、ブログ記事を書くことができない状態にはなっていないのです。これは、驚きでしたね。

 さらにいえば、自身だけではなく、周りの人たちの健康も大事。もし身内に何か大きなことがあると、付きっきりになることもあれば、気が気でなくなることもあります。つまり、ブログどころではなくなるのです。

 だからこそ、自分自身とともに、自分の周りの人たちも健康であることが、毎日の情報発信には欠かせない。そういう意味では、この1年近く、自分にも周りの人にも健康に関する大きな心配事がなかったことになります。これはとても幸せなこと。そのおかげで、今日も更新できています。

 これはブログの話ですが、ビジネスでは、健康が大事なケースと必ずしもそうではないケースとがあります。

 健康が大事なビジネスとは、自身が働かなければならないスタイル。勤め人はまさに、これ。働けなくなったときに、収入は途絶えてしまいます。健康上の理由もあれば、定年といった年齢的な理由もあります。介護といった身内の健康上の理由もあるかもしれません。

 もちろん、勤め人ではなくても、自分自身の働かなければ収入が途絶えるようなら、独立していても起業していても同じ。自分や周りの人たちの健康があってこそのビジネス。

 一方で、健康が必ずしも大事ではないケースもあります。これは、自分が働かなくても事業が回るようにビジネスモデルが確立されているスタイルが該当します。これはさらに、人を雇うかどうかで2つに分かれます。

 人を雇って組織としてビジネスを展開する場合には、健康上の心配事があっても、ビジネスを継続していくことができます。ただし、組織にしていても、あなた自身が働かなければならないようなビジネスであるなら、やはり健康が大事になってきます。

 これに対して、人を雇わない場合には、例えば、ネット上でビジネスが完結するようなモデルが挙げられます。収録したセミナーをオンラインで提供することもできれば、アフィリエイトのようにネット上で販売代理することもできます。

 また、書籍や音楽のように、一度の提供でその後、印税が入り続けるモデルもあります。もっとも、これは大ヒットがあるとか、大量に提供しているとかが必要。

 こうしたモデルを知りたいときには、コンサルタントで有名なジェームス・スキナー氏による著書『寝ながら稼ぐ121の方法』(KADOKAWA)が参考になります。本のタイトルから受ける印象よりも骨太な内容となっています。

 健康上の理由に左右されないビジネスモデルを考えることは、あなたの財政的な理由の他に、それを受け取りたい顧客が必ず受け取れるようにするためにも必要なこと。あなたよりも品質の悪いものを顧客が受け取らざるを得なくなる状況は、大きな罪です。

 若いと健康のことに無頓着になりがちですが、ここは年配者の言うことを聞いておいたほうがよいですよ。

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