こんにちは、KAM対応のスペシャリストの竹村純也です。
今日は、珍しいイベントのお知らせです。拙著『ダイアローグ・ディスクロージャー』(同文舘出版)の出版イベントの告知が始まりました。何が珍しいって、イベントの主催が経理関係ではないこと。
今回、この出版記念イベントを主催するのは、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会さんです。略して「BMIA」。ビジネスモデルレベルでのイノベーションを推進する団体です。「ビジネスモデル・キャンバス」というツールを生み出したアレックス・オスターワルダー氏とイヴ・ピニュール氏がシニア・アドバイザーに就く本筋なんです。
なぜ、ビジネスモデルが関係するのか
この話を聞いて、違和感を覚えた方もいらっしゃるかもしれません。「だって、あの本は有価証券報告書を経営者のものにしようと呼びかけたものですよね。経理や財務報告に関連した内容のため、ビジネスモデルとは関係ないのでは?」と思うのも当然です。
そこには2つの理由があります。
表層的な理由は、ボクがこの協会に属しているから。ボクは、ここが認定するジュニアコンサルタントなんです。
以前、知人から「なぜ、会計士になっているのに、ビジネスモデルの協会に入ってまで勉強するのですか」と質問されたことがあります。その答えは、2つ。1つは、監査業務でビジネスを理解するときに、ビジネスモデル・キャンバスというツールが役立ちそうだと直感したためです。
深層的な理由は、この本の執筆にあたってビジネスモデル・キャンバスを活用していたから。現状の有価証券報告書の作成状況と、あるべき作成状況とについて、ビジネスモデル・キャンバスで整理していたのです。
そのため、拙著『ダイアローグ・ディスクロージャー』はビジネスモデルとは密接に関係しているのです。その深層背景を読み取ったのか、ビジネスモデルイノベーション協会の理事の方から、お声がけいただきました。
普段の研修とは違う点
普段、ボクが講師を務める研修の受講者には、経理関係の方が多い。しかし、今回のセミナーは、ビジネスモデルを推進している団体が主催していることから、経理関係者の参加が少ないと想定されます。おそらく、経営企画やコンサルタントなどビジネスの現場の方々が多いはず。
すると、普段の研修とはアプローチを変える必要があります。このときに、ビジネスモデル・キャンバスの教えが役立ちます。そこでは、顧客セグメントに応じた価値を提供することが基本中の基本。
ちょうど、執筆にはビジネスモデル・キャンバスを活用していたため、これで説明すれば参加者が理解しやすくなります。有価証券報告書の作成に関してビフォー・アフターのビジネスモデル・キャンバスを見ることで、この本の内容がぐっとわかりやすくなるハズ。
なんと、出版記念イベントは無料です
そんな出版記念イベントに、無料で参加できます。開催概要は、次のとおり。
- 日時:2020年11月6日(Fri.) 19:00〜20:00
- 会場:オンライン(BMIA FB上で開催)
- 目的:コロナ時代を生き残る為の財務の考え方を学ぶ
- プログラム:著者講演、竹村氏とBMIA理事によるトークライブ(ただし、変更する可能性があります)
▼お申込みはこちら。
https://peatix.com/event/1677681/view(申込みは終わっていますが、P.S.から当時の動画を閲覧できます)
いつもの研修とは違って、ビジネスモデル的に説明する貴重な機会です。オンラインで開催するため、関東以外の方も参加しやすくなっています。
しかも、ボクの研修やセミナーでは極めて珍しく「無料」での開催。短い時間ではありますが、ふらりと立ち寄っていただけると嬉しいです。
もし、時間があり、また、話の流れ次第では、ビジネスモデル・キャンバスを使えることが財務報告に役立つこともお伝えできたらと考えています。講演の中に盛り込めるかどうかも含めて、検討しますね。
P.S.
そんな出版記念イベントは、Facebookの動画ページにアップされています。ボクが今、最も伝えたいメッセージを前半30分の講演に込めています。ご興味のある方は、こちらから、ご覧ください。