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『オンラインでの「伝え方」 ココが違います!』で学んだ映り方

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。

KAM(監査上の主要な検討事項)といえば、先日の2020年11月6日に、拙著『ダイアローグ・ディスクロージャー』(同文舘出版)の出版記念イベントをライブ配信しました。そのときの様子は、こちらのブログ記事「【無料で視聴】ダイアローグ・ディスクロージャー出版記念イベント」をご覧いただくとして。

今日は、そのライブ配信にあたって、新しく取り組んでみたことを共有しますね。オンライン会議にも今すぐ使えるテクニック。それは、オンラインでの映り方。

 

ベストなタイミングで表れた書籍

出版記念イベントは、Facebookライブを配信する方法で開催されました。初めてのオンラインでのライブ配信ではあるものの、それに適した伝え方をしたい想いがありました。

なぜなら、リアルでのセミナーでは効果的なテクニックも、オンラインでは逆効果になることを受講する立場から体験していたから。自分自身、春先からいくつものオンラインセミナーを受講してきたため、オンラインで伝えるときにはリアルとやり方を変えるべきことを痛感していたのです。

 

そうした中、ある本がベストなタイミングで発売されました。Amazonの情報によれば、2020年10月23日に発売された『オンラインでの「伝え方」 ココが違います!』(すばる舎)。著者は、NHKでのキャスター歴17年のスピーチコンサルタント、矢野香サンです。 

出版記念イベントまでまだ一週間と余裕があったため、本書を読んで当日に備えることにしました。

 

アナウンサーのテクニック

さすが、伝えることのプロが書いた本であるため、役立つテクニックがいくつも盛り込まれていました。その中で最も取り入れたいと思ったのが、カメラの映り方。

オンラインセミナーでカメラをオンにしたときに、自分の映り込みのサイズが気になっていました。ノートパソコンの置き場所の関係から、妙に小さく映っています。また、スマホでオンライン会議のときには、やたらと近くに映っています。このサイズ感がモヤモヤとしていました。

この本によれば、オンラインでの画面に映る自分のサイズは、リアルの場での相手との距離感だと説きます。離れすぎず、近すぎず、適度な距離が良い。

文化人類学者のエドワード・ホールが定義する「社会距離」、つまり、1.2メートルから3.5メートルの間隔が適切だといます。ソーシャルディスタンスが、まさにこれ。

この距離感をどうすればオンラインの画面で表現できるのか。それが「台形バスト・ショット」と呼ばれる映り方なんです。それは、肘を張って胸の辺りまでを画面に映す方法。画面の上部と自分の頭の間には少しの空間を作りながら。

 

台形バスト・ショットを実践

この「台形バスト・ショット」は、ニュースのアナウンサーが実践しているもののようで。確かに、テレビ番組は昔から電波を使って配信されています。オンライン配信をし続けてきたといっても良い。

そんなアナウンサーの技がオンラインセミナーやオンライン会議でも活用できるのです。使わない手はありません。で、さっそく実践。

ライブ配信の当日は、この台形バスト・ショットとなるように、座る位置やカメラの角度、肘の置き方などを念入りにチェックしました。映り方の不安がなくなったおかげで、これまでよりも安心して取り組むことができたと感じてます。矢野香サンに感謝です。

 

内部統制学会でチェック

今週の土曜日の2020年11月21日には、日本内部統制研究学会の第13回年次大会が開催されます。そこでトップバッターとして、ボクが自由論題報告として「KAMと内部統制報告制度との関係」を発表する予定です。

オンライン配信のため、この「台形バスト・ショット」を活用できます。当日の設備の状況にもよりますが、最高の映り方を披露したいと考えています。もちろん、発表にも力を入れますよ。

果たして、台形バスト・ショットができているかどうか。お申し込みされた方は、ぜひ、その目でお確かめください。

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