Accounting

財務報告の流儀 Vol.046 ファイバーゲート、あずさ

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

文豪ゲーテが開示責任者なら、自社に固有の情報を記載したでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのですから。

そこで、早期適用されたKAM(監査上の主要な検討事項)の事例から、財務報告のあり方を考える連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。前回から、2020年3月期以外の事例を取り上げています。

今回は、2つのKAMに共通するキーワードと、企業の開示が充実した背景がポイントです。

(1)事例

  • 証券コード 9450
  • 会社名 ㈱ファイバーゲート
  • 業種 情報・通信
  • 開示書類 有価証券報告書
  • 決算日 2020年6月30日
  • 監査法人 有限責任あずさ監査法人
  • 会計方式 日本基準

 

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • レジデンスWi-Fi事業における初期導入サービスに係る売上高の期間帰属の適切性の検討
  • 通信設備の実在性及び除却処理の網羅性の検討

個別財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • レジデンスWi-Fi事業における初期導入サービスに係る売上高の期間帰属の適切性の検討
  • 通信設備の実在性及び除却処理の網羅性の検討

(ただし、連結のKAMと同一内容であるため、記載が省略されている。)

 

(3)今回の事例から学ぶべきポイント

  • KAMによって企業の開示が充実した可能性あり
  • 不正リスク対応と金額的な重要性
  • 疎通確認とそれへの対応手続

ここから先の解説は、野次馬的に重箱の底を突くような人には向いていないため、有料コンテンツとしてハードルを設けています。いかに財務報告を良くしていくかについて真摯に向き合っている人に限り、ご購読ください。

(注)2020年3月期の早期適用事例の分析については、書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』という形でまとめております。

 

 

ビジネスモデル関連の機関誌に、記事が掲載されました前のページ

見積り開示についての、悔しいほどに最高のテキスト次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第15話「誤解の夜」

    2025年6月30日。夕闇が迫りつつある本社ビルの一室で、新リース導…

  2. Accounting

    【セミナー情報】「ダイアローグ・ディスクロージャー」実践に向けた対応

     金融審議会のディスクロージャーワーキング・グループの報告によれば、…

  3. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第1話「運命のプレゼンテーション」

    2030年1月。夜島誠人の視線が、グランドボールルームの後方…

  4. Accounting

    優良なKAMを記載するための「視点」の転換

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  5. Accounting

    コラム「唐揚げランチと収益認識の会計方針」を寄稿しました

    ついに、リリースとなりました。収益認識に関するコラムです。そのタイト…

  6. Accounting

    こだわりのKAMコード

    「神は細部に宿る」――そんな格言がありますね。製作者の想いやこだわり…

  1. Accounting

    『「のれんの減損」の実務プロセス』の第1章を語る
  2. FSFD

    「同じ改正を取り込んだ」はずなのに――SSBJ改正案に残る”因果の断…
  3. Business model

    これが、ウィズ・コロナ時代の在庫管理
  4. Accounting

    会計の文脈で捉える、気候変動の影響
  5. FSFD

    【制度開示の「孤独」を超えて】『サステナビリティ開示の最前線』が3周年を迎えて思…
PAGE TOP