フィットネスクラブでの発見。エアロバイクは、60分までしかできないってこと。
もしかすると、そういう仕様のエアロバイクだったのかもしれませんが、60分で打ち切られることを初めて知りました。というのも、これまで60分以上漕いだことがなかったから。
今日は、漕ぐ前から60分超えをしたい気分。57分まできたところで「あと、3分か」と思っていたら、60分の時点でクールダウンのメニューへ強制的に切り替わったのです。いきなり終了音が「プープー」と鳴ったので、驚きました。
まあ、そのままリセットして新たにスタートしたので、その後も漕ぎ続けました。といっても、もうじき終わろうとしていたので、プラス3分程度。
そんな発見をつながった「60分超えをしたい気分」には、明確な理由があります。事務所の後輩クンが、フルマラソン出場のために毎朝走っていたところ、スリムになったのを目の当たりにしたから。
やはり有酸素運動の効果はすごいですね。それまでもフィットネスクラブでエアロバイクを漕いではいたのですが、20分程度。この時間には根拠がありました。
それは、経営コンサルタントのジェームス・スキナーさんが著書『成功の9ステップ』で紹介していた有酸素運動の効果的な方法。脂肪燃焼を行わせるには、最大心拍数の65%から85%の範囲で20分から40分の運動が良いとのこと。だから、20分で行えば最も効果的かと考えた次第で。
しかし、後輩クンの姿を見ていたら、20分では少ないんじゃないかと思い、最近は漕ぐ時間を長くしていました。それが今日、60分まで来たというワケ(40分を超えていることに今、気づいたので、明日から修正しなきゃ)
こうして思うのは、人の成長には「環境」が大事。自分の水準を超えて行動している人や集まりの中にいると、知らずにその人たちの水準が普通に感じられるようになります。それに感化して自分の行動水準も上がる結果、周りの人と同じような成果が出るのです。コンフォートゾーンが変わるともいえます。
そういう意味では、誰と仕事をしているかは大事。組織で働いているなら、1日の大半をそこで過ごします。職場のレベルが自分の期待する水準を超えない場合には、そこでの成長スピードは遅くなりがち。より成長するなら、誰に囲まれているかの環境の影響が大きいのです。
実際、以前に勤めていた職場で、ボクと隣に座っていた仲間と背中合わせに座っていた仲間が、それぞれ単著を出していました。さらに、飲みに行ったときに加わったもう一人も、「今度出す単著がこれです」と配っていました。4人テーブルに座った全員が単著もち。やっぱり環境は大事。
それじゃあ、職場が自分の期待するレベルに達していないときに、どう対処すればよいのか。転職しか手段がないのかというと、そうではありません。
講演会コンサルタントの小山竜央サンは著書『ストーリー思考で奇跡が起きる』の中で、自分が見たことのある世界から見たことのない世界へと広げるための方法を紹介しています。そこで挙げられていたのは、次のとおり。
・経験豊かな人からのムチャ振りに挑戦する
・経験豊かな人から話を聞く
・体験を語った本を読む
・ネットなどでできるだけ調べる
ね、転職しなくても大丈夫そうでしょ。とにかく違う環境に身を置いてみると良い。最近はコミュニティが沢山出来ているので、そういった所に顔を出すのも良いですね。
ボクはといえば、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会の分科会に参加しています。バックボーンが異なる人たちが集まって、ひとつのテーマを考えて実行していく場の熱量は楽しいです。今年の3月には、その仲間で「キャリア」をテーマにしたセミナーも開催しましたし。
あなたも今とは違うコミュニティに参加すると、突然、「プープー」と開眼の音が聞こえてくるかも。
P.S.
最近のビジネス本では健康をメインテーマにしたものも多く出ていますが、当時は健康に言及していたことが珍しく映ったものです。
・ジェームス・スキナー『成功の9ステップ』