SNSを利用している人にとって、更新を怠りやすいもの。それは、プロフィール。TwitterやFacebookなどを始めたときに登録した内容のまま放置していませんか。
SNSを積極的に活用している人たちを観察していると、プロフィール欄を定期的に更新していますね。例えば、そのときどきで方向性が変わったため。または、そのときどきで重点を置くものが違うため。あるいは、単純に見た目の印象を変えるため。その目的はさまざま。
一方で、そこまで積極的に活用していない場合には、日々の投稿内容にばかり注意が行ってしまうため、プロフィールの見直しには気が周りにくい。そろそろ見直さなきゃと思っていても、ルーティンの作業になっていないために、ついつい後回しにしてしまう結果、いつになってもプロフィールを更新しないまま。気づけば、内容が古くなっている。
プロフィールが昔のままでは、そのページに訪れた人は、昔のあなたの情報に基づいて、あなたを判断することになります。プロフィールを作成した時点から、実績も増えていれば、取り組んでいる内容も変化している。もしくは、その当時のことを今は実施していない場合もあるでしょう。
プロフィール欄を見る人は、基本的に、あなたのことを知らない人。また、知らない中で興味を持っているからこそ、そのページに辿り着いている。どんなことをしている人なのか、どんなことを考えている人なのか、どんな方向を目指している人なのか。とにかく、あなたのことを知りたい。
それにもかかわらず、昔の自分で今の自分が判断されてしまうのです。これでは、得られるチャンスも逃してしまいます。ビジネスとして、キャリアとして、もったいない。
そんなボクも、プロフィール関係は随分と放置してきました。ちょうど、長めの夏休み期間であったため、この見直しに着手しました。取り掛かったのは、3点。
1点目は、このブログの実績ページの更新。「書籍ほか」というタブにある「書籍等のリスト」ページについて、内容を追加したり、関連するブログ記事とリンクをとったり、構成を変えたりとしてみました。
ここでの、ちょっとした工夫をシェアしますね。最初は、このページに記載している内容をジャンル別にするときの見出しについて、「単行本」「寄稿」「研究学会での報告」と内容だけにしようとしていました。
ただ、冒頭の箇所だけをみると、本だけの紹介に誤解される可能性があります。このページに訪れた人の中には、本の実績には関心がなくても、他の実績には興味を持つこともあります。となると、冒頭の箇所だけを見たときに、その後にも違う情報が並んでいることを伝えたい。
そこで、工夫したのが、連番を付したこと。「【1】単行本」「【2】寄稿」「【3】研究学会での報告」と見出しの頭に番号を入れたのです。これによって、冒頭の箇所だけを見ても、他に【2】や【3】が続くことを推測されやすくなります。単行本に興味がなくて離脱させるのではなく、スクロールしてもらえる結果、他の内容も知ってもらう確率が上がるのです。
2点目は、「セミナー実績」ページの追加。同じく「書籍ほか」というタブに、新規に設けました。このページを作りたいと思っていたのが、ようやく実現できました。
手持ちのデータから判明できる分だけに限られるものの、2010年から実施してきたセミナーや研修について列挙しました。最近のものについては、関連するブログ記事とリンクをとってもいます。これは、セミナーのタイトルだけでは伝わりきれない当時の状況を理解してもらうため。
こうして振り返ると、2016年から急激に回数が増えているのがわかります。この他に、所属している事務所の内部研修や、クローズドな場でのセミナーや研修もあるため、相当な数をこなしています。
たまに、ボクのことをあまり知らない人の中には、本を書いたり研修をしたりすることを専業にしている人だと勘違いしている人がいます。ボクの知り合いを通じて、監査はあまりやっていないのですよね、と確認してくる人もいます。いやいや、基本的に監査ばかり。出張だって普通にありますからね。
3点目は、プロフィールの見直し。冒頭でもお話しした、自分の紹介欄です。「竹村純也プロフィール」タブを選択すると、登場します。
ここで、肩書きを一新しました。これを検討するための時間を確保したうえで、最近の自身の興味や関心を踏まえて新たに作成したものが、これ。
・財務報告の専門家
・ダイアログ・ディスクロージャーの探究者
いかがでしょうか。自分として納得のいく肩書きにできました。ひとりワークショップの結果として導き出されたもの。もっとも、少し前からイメージが湧いていたため、それを整理できたという方が強い。
今日一日で3つの改善・新設ができたのは、まとまった時間のおかげ。想定していた以上に、収穫が大きかったです。あなたも夏休みなどを利用して、SNSのプロフィールを見直してみませんか。