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本の内容を活かすために意識すべき2つのこと

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

たまに、読書の仕方について質問されることがあります。ボクが本を読んでいるのを知っているためか、アウトプットの量が多いためか、何か秘訣があると思って尋ねてくる。

 先日も、ある後輩から、こんな話がありました。「本を読むけど、読んだ内容を覚えていないんですよ。竹村さんはどうしているのですか」と。つまり、本の内容をどうすれば自分の中に活かせるか、という質問です。行動に繋げられるための読書法。

 ボクは、2つのことを意識して本を読んでいます。この読書法にしてからは、本の内容をしっかりと活用できている実感があります。この2つには特別なスキルや才能は要らないため、今すぐ、誰にでも実践できる。

 これは、ビジネスやキャリアで活かすヒントを得るためにビジネス書を読むための方法。小説をはじめとした、味わう本についての読み方ではありません。もちろん、ビジネス書であっても、この2つに基づき読む必要はありません。とはいえ、行動につながる本の読み方のひとつであることには間違いない。

 そのことが、今日、読んだ本で裏付けられました。それは、教育コンテンツ・プロデューサーの犬塚壮志サンは、著書『カリスマ予備校講師が初公開!感動する説明「すぐできる」型』(PHP研究所)の中で紹介されている、感動するための説明の型。感動を阻む3つの壁があると指摘します。 

 心が動かされなければ、行動には結び付かない。これは、読書でも同じ。本の内容を行動につなげるためには、心が動かされる必要がある。ならば、この3つの壁を突破することは読書にとっても役立つ。

 その壁とは、「認知の壁」「私事の壁」「獲得の壁」と説明されています。しかも、この順番で突破していく必要がある。読書に置き換えたときに、この3つの壁をどう乗り越えていくかがポイントになります。

 

 まずは、「認知の壁」。これは、知ってもらうことを指します。しかし、読もうとする本をすでに手にとっているため、その本のことは知っています。つまり、読書について言えば、認知の壁は乗り越えています。

 次に、「私事の壁」。これは、自分に関心のないことには興味を持たないことを指します。犬塚壮志サンは、「『自分とどう関係しているのか』ということをイメージさせられるかどうかがカギ」だと説きます。

 読書でいえば、ゴール設定と言い換えることができます。この本を読む前に、どうしたいか、どうなりたいか、何をできるようにしたいかなど、読後に達成したい状態を明確にするのです。実際、いくつかの速読スキルでも、ゴール設定を行うことを取り入れています。

 

 こう話すと、特定の関心事しか得られないから読書の楽しみがなくなると反論されるかもしれません。しかし、これに対しては、今回読むときのゴール設定であって、次に読むときには別のゴール設定をしても構わないのです。あるいは、次に読むときには、ゴールを設定せずに文章や文体などを味わいながら読むこともできます。

 このように、それしか認めない読み方ではないのです。もっとも、何も得られないまま読書の時間が無駄になるなら、少しでも何かを得られる読み方ができたほうが良いハズ。何かを得たくて本を読もうとしているなら、このゴール設定は欠かせません。

 

 最後に、「獲得の壁」。これは、使えるようには思えないことを指します。いくら素晴らしい内容でも、実行が難しければ自分の中に取り入れることができません。

 この意味でオススメするのは、行動計画。具体的に行動に移すことを明確にするのです。

 例えば、何をするかをスケジュール帳に書き込むこと。先日のブログ「説明したのに質問してくる人への対処法」では、ボクが本から得た内容について、次に研修講師を実施する日付欄に書き込んだ話を紹介しました。

 こうすると、実行できるときまでに忘れることはありません。また、実際に行動に移すこともできます。行動すれば、何かしらの結果が出ます。その結果を振り返れば、次の行動に繋げられる。こうして行動の質を高めていくサイクルが生まれるのです。

 

 最初の質問に戻ると、読書の内容を活かしたいなら、ゴール設定と行動計画。ボクの答えは、この2つに尽きます。これを強く意識した読書に切り替えた途端に、本の内容を活かしている感覚が得られるようになりました。

 そうそう、行動計画もそうだけど、ゴール設定も紙に書いたほうが良い。頭の中で設定すれば良いやと考えがち。ボクも初めはそう考えていました。しかし、頭の中で設定しても、すぐにどこかに行ってしまいます。常に、確実に、目に入る状態がベスト。騙されたと思って、一度、やってみてください。

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