Career

『happy money』からコンストラクタル法則の本質を学ぶ

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今日、2019年11月3日は三連休の真ん中。相変わらず、執筆に励んでいました。昨日、今日の2日間は、かなりハードでした。10ページ超をがらりと書き直していたからです。

 というのも、いったん書き上げていた箇所があったものの、どうも構成がすっきりとしない。昨日のブログ「ベストセラーコードならぬ、ベストヒットコード」でお話ししたベストセラーコードじゃありませんが、文章に一本の線が通っていないと強く感じていました。

 いろいろと検討したところ、議論の始め方が違うことに気づきました。スタートが違うことから、構成を大きく見直す必要があります。そこで、がらりと全面的に書き直しを行ったのです。その結果、10ページを超える当初の原稿を捨てる羽目になりましたが。

 さすがに疲れたので、ひと休み。フィットネスクラブに行こうにも、混んでいる時間帯を避けようとすると、まだ1時間ほどある。そこで、1ヶ月ほど机の上で積ん読していた本に手を伸ばしました。

 その本は、著者がKen Honda氏、翻訳が本田健サンによる『一瞬で人生を変える お金の秘密 happy money』(フォレスト出版)。ベストセラー作家の本田健サンが、初めて英語で描き下ろした作品の翻訳版。ご自身が英語で書いた作品を、ご自身で日本語に翻訳しています。

 

 もともと本田健サンには英語圏で出版したい夢があったことを知っていたため、相当気合いが入っているハズだと思い、購入しました。海外でも売れるために、さまざまな工夫を凝らしているだろうと推測したのです。本を開くと、構想20年、執筆期間3年とのこと。これはかなり気合いが入っています。

 そのためか、導入のつかみや最初のほうでの過去の打ち明け話など、執筆にあたっての工夫が盛りだくさん。ボクの執筆のひと休みではあったものの、執筆上の勉強になるところが多かったです。

 その他に気になった箇所としては、合流すること。本の中ではこのようには表現していませんが、コンストラクタル法則を彷彿させるような記述に目が行きました。

 例えば、お金が欲しいなら、お金が集まるところに行けとか。また、自分が共感する人たちと出会うには、そうした人たちが集まっているところに行けとか。これらって、大きな流れに向かっていった先に、一緒になることを表現した文章でしょ。まさしく、コンストラクタル法則に基づいた活動です。

 何かがないなら、それがあるところに行けば良い。至極、簡単なアドバイス。でも、なかなか実践できないのではないでしょうか。実践できないどころか、気づきもしない。

 しかし、モノや人が動くときには、そこに動線が生まれます。動きの流れが生まれるのです。流れはより良く流れるように進化していくと説いたのは、コンストラクタル法則。やっぱり、これを意識していくことが大切ですね。

 流れは、本の中にも生まれます。ちょうど今、執筆している箇所は、ひとつひとつの支流が本流に合わさっていくようなシーン。その文章たちの流れがより良く流れるように、明日も書き続けていきます。そんな執筆ざんまいの三連休。間にフィットネスクラブをはさみながら。

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