Business model

3月11日までを自粛期間とする根拠

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

何事にも、意図が込められていると嬉しくなる。テキトーに設定しているものよりも、何かしらの意味があるものが好き。ボクがそういうタイプだから。

 今回のコロナウイルスでも、きっと意図が込められているんだと思わせる事例がありました。それは昨日の2020年2月26日に、某エンターテイメント系企業からリリースされた文章。こちらの企業は、音楽イベントの開催も手掛けています。

 現状のおさらいから始めると、2020年2月25日、政府は新型コロナウイルス感染症対策本部決定として「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を発表します。それによれば、イベント等の開催については、現時点で全国一律の自粛要請を行うものではないとしながらも、開催の必要性を改めて検討するよう求めました。

 その翌日の第14回新型コロナウイルス感染症対策本部で、安倍総理は「今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請する」と話しました。これを受けて、企業や自治体はこぞってイベントの開催の中止や延期を発表し出します。

 すると、論点となってくるのが、自粛する期間の終わりの日。一体、いつまで自粛しているのかが実務上の悩ましい話となります。統計はとっていないものの印象としては、3月いっぱいとするか、あるいは、3月15日までとするかが多い。つまり、1ヶ月とするか、半月とするか。

 こうした中、冒頭のエンターテイメント系企業は、まったく違う日を設定したのです。それは、2020年3月11日(水)まで。3月末でもなければ、3月15日でもない。一体、何なんだ、という設定。そこに意図を感じずにはいられない。

 この3月11日は、ある一定層の人たちにはピンと来るものがあります。それは、水星逆行が空けるとき。水星逆行とは、西洋占星術の世界では知られたキーワード。

 地上から見たときに、水星が逆行した動きとなる期間があります。西洋占星術における水星とは、コミュニケーションの象徴。その水星が反対に動くものだから、人とのコミュニケーションに支障がきたしやすくなったり、交通機関や通信関係にトラブルが起きやすくなったりとする期間だと言われています。

 2020年の最初の水星逆行は、2月17日から3月10日まで。ただし、このスタートとエンドの日の前後も不安定なことから、3月11日までは注意すると良いことになります。なんと、あのエンターテイメント系企業が自粛すると発表した期間と一致しているのです。

 もっとも、政府が「今後2週間」の中止等を呼びかけた2020年2月26日(水)から2週間後が、3月11日(水)。単純に最低限の日数を選んだ可能性も否定できません。むしろ、その蓋然性のほうが高いかもしれない。

 平時なら、すべての情報を収集したうえで判断を行い、また、それを実行していくこともできます。いや、それこそが合理的な事業運営の姿です。

 しかし、こうした有事になると、限られた情報のみで決断を行い、また、それを決行していく必要があります。手にできる情報が少ない中では、僅かでも役立ちうるなら、その情報も活用したい。水星逆行という情報までも使って、安定するまでは自粛期間とする決断もあって良い。

 たとえ西洋占星術であっても、意図をもってポジティブに活用できるなら、その決断は否定されるものではありません。こうした話は、決断を迫られるリーダーだからこそ理解できるものかと。

 もしかすると、「西洋占星術なんて占いだろ」と一蹴するかもしれません。そう一蹴できるほどに、早期に解決できることを願っています。具体的には、経済を止めないように、オンラインを活用すること。慌てずに振り回されずに対処していきましょう。

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