Accounting

2020年3月の確定申告で、地味にスゴい点

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気になっていたことが片付くと、すっきりしますね。今日は、ずっと「やらなきゃ、やらなきゃ」と思っていた作業を終えることができました。それは、確定申告。所得税の確定申告です。

 早く終わらせなければと考えるものの、なぜか着手する意欲が沸かない。ゼロからの着手だと気が重くなることもあるのでしょうが、申告に係る作業の進捗は50%以上済んでいる状態。だから、そういう意味で気が乗らないワケじゃない。

 加えて、当初の期限が延びたことも原因のひとつ。本来なら、毎年3月15日が申告の期限。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、今年は確定申告の期限が2020年4月16日(木)まで延長されています。

 普段ならスケジュール的に終わらせているはずが、期限の延期によって「早く仕上げなきゃ」という気持ちにアクセルがかからない。「まだ間に合う」という気持ちが勝ってしまう。

 とはいえ、いつまでも作業を片付けなければ、このモヤモヤした気持ちが晴れない。3連休の初日は、仕掛り中だった確定申告を完成させると強く心に決めました。

 午前中で終わるかと思いきや、少し手間取ったこともあって午後まで作業がかかってしまいました。いったん、お昼ごはんを挟んで再開。で、ついに完成に至りました。

 今年も確定申告書の作成は、国税庁のサイトを利用しました。いつの頃からか、確定申告の時期になると、「国税庁 確定申告書等作成コーナー」が用意されます。その年の税制改正も踏まえて作成できる優れもの。

 昔、税理士として登録していた頃は、こうしたサイトがなかったハズ。なので、専用のソフトを使って申告書を作成していました。手書きよりも計算間違いがなく、また、読みやすく作成できる。加えて、住所や家族構成などの基礎データも前年度のものを繰り越して利用できるため、作業の手間も減ります。

 やがて、大手監査法人に転職した際に、監査業務に専念するために税理士登録を外します。ただ、税務との接点を維持するために、自身の確定申告くらいは自分で手掛けると決めました。本人による申告が税務の原則ですからね。

 ここで、所属する事務所で年末調整をしてもらうと、確定申告する必要がなくなります。そこで、生命保険といった控除資料を提出せずに、自ら確定申告で調整するようにしています。

 ところが、自分一人の計算のため、わざわざ専用のソフトを買うほどでもない。調整する事項もそう多くはなかったことから、手書きで作成していた時期が続きました。その後、国税庁のサイトで確定申告書が作成できるようになったことから、これを利用するようになりました。

 この確定申告コーナーは、年々、使い勝手が良くなっています。今年は、例えば、給与の源泉徴収票の様式に対して、申告に必要な情報が記載されている箇所がどこかが視覚的にも理解しやすく工夫されていました。これによって、作成にあたってのエラーを防止したり減らしたりすることが期待できます。

 そうそう、税務手続の簡素化も実感できましたよ。納税者の利便性向上を図る観点からの税制改正を受けて、確定申告書に給与所得の源泉徴収票を添付する必要がなくなりました。控えのために源泉徴収票をコピーする手間がなくなったのは、地味にスゴい。

 ということで、確定申告の期限が延びたからといって、その作業を終えていない方は、この連休中に片付けてみてはいかがでしょうか。ボクのように、かなりスッキリできますから。

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