Accounting

財務報告の流儀 Vol.023 三谷産業、あずさ

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

 文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのだから。

 そこで、KAM(監査上の主要な検討事項)を早期適用した事例から、財務報告のあり方について考えていく連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。今回は、次の事例を取り上げていきます。

(1)事例

証券コード 8285

会社名 三谷産業㈱

業種 卸売業

開示書類 有価証券報告書

決算日 2020年3月31日

監査法人 有限責任あずさ監査法人

会計方式 日本基準

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表に対するKAM

  • 空調設備工事契約及び受注制作ソフトウェアの工事進行基準の適用における工事原価総額の見積りの合理性

個別財務諸表に対するKAM

  • 空調設備工事契約及び受注制作ソフトウェアの工事進行基準の適用における工事原価総額の見積りの合理性(ただし、連結と同一内容のため、記載を省略している)

 今回の事例から学ぶべきポイントは、次の3点です。

  • 監査人のオリジナルな記載は企業の開示に影響を及ぼすか
  • KAMの記載が薄い原因は監査人か、それとも、企業か
  • 収益認識がKAMとして選ばれる企業の特徴

 同社の有価証券報告書をご準備いただき、実際の開示を確認しながら、財務報告のあり方を学んでいきましょう。いかに財務報告を良くしていくかに真摯に向き合っている人だけ、この先にお進みください。(注:無料の「財務報告の流儀(お試し版)」はこちらから。)

 

P.S.

この解説がベースになった書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』(同文舘出版)はこちら。

 

 

収益認識アンケートの結果レポートは全53ページ前のページ

財務報告の流儀 Vol.024 三井不動産、あずさ次のページ

関連記事

  1. Accounting

    サステナビリティ開示の書き方をフォローしていくなら

    情報発信することの責任の重さを痛感します。というのも、2023年4月…

  2. Accounting

    決算短信をアップデートする2つの方策

    先日、このブログに「そろそろ日本企業の決算の開示、見直しませんか」と…

  3. Accounting

    2020年11月期におけるKAM早期適用の実績は

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  4. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.006 東急不動産ホールディングス、EY新日本

     文豪ゲーテが開示責任者だったなら、財務報告の流儀を求めたでしょう。…

  5. Accounting

    連結会計システムをお手頃価格で

    12、3年ほど前に、監査の現場で強く感じていたことがあります。特に、…

  6. Accounting

    情報の流れを操作される前に!会計不正リスクの発生メカニズムを体系的に学べるセミナー

    2025年3月6日、株式会社プロネクサスにおいて「兆候がない平時から差…

  1. Accounting

    未適用の注記から考える、将来の会計や開示
  2. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.049 花王、トーマツ
  3. FSFD

    16分の1の時間投資でSSBJ基準(案)を理解する
  4. FSFD

    サステナビリティ情報開示、国際監視の目にさらされる日本の選択
  5. Accounting

    四半報廃止の狂想曲
PAGE TOP