Accounting

財務報告の流儀 Vol.026 東急、EY新日本

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

 文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのだから。

 そこで、KAM(監査上の主要な検討事項)を早期適用した事例から、財務報告のあり方について考えていく連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。今回は、次の事例を取り上げていきます。

(1)事例

証券コード 9005

会社名 東急㈱

業種 陸運業

開示書類 有価証券報告書

決算日 2020年3月31日

監査法人 EY新日本有限責任監査法人

会計方式 日本基準

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表に対するKAM

  • 固定資産の減損及び開発等関連費用

個別財務諸表に対するKAM

  • 固定資産の減損及び開発等関連費用 (連結のKAMとほぼ同一の内容である)

 今回の事例から学ぶべきポイントは、次の2点です。

  • KAMに選ばれていない事項に着目
  • 表現の仕方まで十分に監査人と協議する

 同社の有価証券報告書をご準備いただき、実際の開示を確認しながら、財務報告のあり方を学んでいきましょう。いかに財務報告を良くしていくかに真摯に向き合っている人だけ、この先にお進みください。 (注:無料の「財務報告の流儀(お試し版)」はこちらから。)

 

P.S.

この解説がベースになった書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』(同文舘出版)はこちら。

 

 

財務報告の流儀 Vol.025 三菱地所、EY新日本前のページ

財務報告の流儀 Vol.027 ソフトバンク、トーマツ次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『企業会計』でKAM対応ポイントをチェックした

    こんにちは、KAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。そんな…

  2. Accounting

    収益認識の新基準における「重要性」を語る

     収益認識の新基準への取り組み、進んでいますか。専門雑誌『週刊経営財…

  3. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第15話「誤解の夜」

    2025年6月30日。夕闇が迫りつつある本社ビルの一室で、新リース導…

  4. Accounting

    投資家サイドの意見はこうだった

    最近、このブログでは、有報の話が続いています。前半の部分の記述に経営…

  5. Accounting

    企業価値を守る!最新「見積開示」の秘訣と実務の要点を徹底解説

    企業が行う見積開示は、投資家や利害関係者にとって重要な財務情報を提供…

  6. Accounting

    簿記のヤマ場「仕入、繰越商品」を一発で覚える方法

    簿記を学んでいくうえで、乗り越えるべきヤマ場。そのひとつに挙げられる…

  1. Accounting

    「数字」と出会い直す日――新入社員研修で起きたこと
  2. Accounting

    記述情報の勉強会の準備で、もうワクワクしています
  3. FSFD

    SSBJ基準とISSB動向の最新情報をキャッチアップする最適なセミナー開催
  4. Accounting

    A4一枚で不正対応! 内部監査担当者必見のセミナー開催
  5. Accounting

    本の表紙を憧れの人に描いてもらいました
PAGE TOP