FSFD

英国の監査委員会はサステナビリティにどう言及したか

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

ISSB基準に基づくサステナビリティ開示は、企業が作成者となります。ただし、その作成にあたって、経営陣だけが関与するわけではありません。監査役や監査等委員、監査委員もそれを監視する必要があるでしょう。

とはいえ、まだまだ作成の視点からの解説が多いのも事実です。確かに、開示が作成されなければ、監視のしようがないため、当然のことかもしれません。

しかし、開示にあたって社内の役割分担を整備する必要もあれば、関連するデータを収集する体制を整備する必要もあります。そのためには、開示すべき項目や関連する指標を選定しなければなりません。場合によっては、外部保証も検討が求められるでしょう。

これらは取締役による業務執行に他なりません。つまり、監査役等の業務監査の範疇です。すると、今のうちから監査役等が注視したほうが良いポイントもあるに違いありません。実際、そうしたポイントをまとめた資料が、国際的な組織から公表されています。

そこで、今回の特別記事では、国際的な組織から公表された資料をチェックリスト的にまとめたものを提供していきます。加えて、海外企業のアニュアルレポートに掲載された監査委員会報告でサステナビリティ関連に言及のある開示事例を紹介します。これらから、監査役等として備えるべきものが具体的に理解できるでしょう。間際になって慌てたくないときには、次のサブスクリプションからログインしてください(すべての記事が読み放題です)。

 

アニュアルレポートにおけるSASB報告の海外事例前のページ

気候関連の報酬は開示できるものなのか次のページ

関連記事

  1. FSFD

    SSBJ気候基準案:報告期間と地球温暖化係数の整合性

    SSBJ基準の最終化に向けた審議が、良くない方向に進んでいます。…

  2. FSFD

    役員の危機意識が鍵、サステナビリティ対応を変革する好機

    昨日の2024年5月29日、役員向けのSSBJ基準(案)の解説セミナ…

  3. FSFD

    効果的なサステナビリティ開示の進め方は、やはり、これ

    先日、サステナビリティ基準委員会の審議動画を視聴していたときに、SS…

  4. FSFD

    サステナビリティ開示基準についてSSBJ内で揺れている論点

    サステナビリティ開示の国内基準の審議では、まだまだSSBJ内で意見が…

  5. FSFD

    アニュアルレポートにおけるSASB報告の海外事例

    財務報告でサステナビリティ開示を行う際に避けて通れないものが、SAS…

  6. FSFD

    SSBJ基準とISSB動向の最新情報をキャッチアップする最適なセミナー開催

    2025年1月、サステナビリティ開示に関する重要な情報を学べるセミナ…

  1. Accounting

    対話を知らない経営者たち
  2. Accounting

    金融庁からの2022年版KAM分析資料を読み解く
  3. Accounting

    IFRSセミナーの備忘録
  4. Accounting

    新型コロナウイルス関連の後発事象セミナーの内容
  5. FSFD

    投資家の期待に沿ったサステナビリティ開示を書くために
PAGE TOP