FSFD

定性的なシナリオ分析のプロセスがわかる海外事例

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

ISSBのS2基準「気候関連開示」では、「戦略」に関する開示の要求事項のひとつに、戦略及びビジネスモデルの気候レジリエンスがあります。この気候レジリエンスを評価するにあたっては、シナリオ分析の使用が求められています。

このシナリオ分析は、企業の置かれた状況によっては、必ずしも高度な水準での実施が必要となるわけではありません。定性的な分析を選択することも許容される余地があります。

すると気になるのは、定性的なシナリオ分析をどのように行ったか、というプロセスです。大まかでも手順が理解できたら、実施がより容易になるでしょう。そこで、今回の特別記事では、定性的なシナリオ分析に関するプロセスを開示した海外事例を紹介します。

また、この事例では、複数のシナリオ分析についての気候レジリエンスまで言及されています。「ビジネスモデルや戦略への影響」や「適応又は対応能力」に関する開示事項について具体的なイメージが持てるようになります。ぜひ、サブスクリプション・サービスにログインして、ISSB基準に基づくサステナビリティ開示の準備に役立ててください。

 

寄稿「なぜ、日本企業は会計に気候変動の影響を考慮しないのか」前のページ

経年変化を活かす「見積開示会計基準実践講座」2023年版次のページ

関連記事

  1. FSFD

    スコープ4のGHG排出量を表形式で開示している海外事例

    気候関連のサステナビリティ開示といえば、GHG排出量が代表的な指標と…

  2. FSFD

    サステナビリティ開示「リスク管理」で確認したいポイント

    サステナビリティ開示「リスク管理」で確認したいポイント少しで…

  3. FSFD

    ガバナンスの図に、これを足し忘れていませんか

    今後の展開を考えるなら、2023年3月期の有価証券報告書におけるサス…

  4. FSFD

    SSBJはSASBスタンダードをこう見ている

    SSBJの審議は、極めて健全ですね。第28回SSBJにおける審議「『…

  5. FSFD

    気候変動の影響を考慮する会計実務に何が起きているか

    日本ではまだまだ浸透していない会計実務に、財務諸表を作成するあたって…

  6. FSFD

    サイバーセキュリティを4つの柱で開示した海外事例

    今回紹介する海外事例は、前回の記事「自然関連のサステナビリティ開示を…

  1. Accounting

    KAMのドラフトに、どうしたらいいか分からない方へ
  2. Accounting

    2020年8月期にKAMが早期適用された事例
  3. Accounting

    投資家サイドの意見はこうだった
  4. FSFD

    TCFDとTNFDを統合した開示の実例
  5. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.003 綜合警備保障、太陽
PAGE TOP