FSFD

反対票が投じられた企業の「気候会計・監査ハイブリッド評価」対応

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

英国FTSE100銘柄の企業の中には、2021年12月期の株主総会で、財務諸表や監査人の反対に票が投じられたのです。その理由は、企業や監査人が、気候変動の影響を財務諸表の作成や財務諸表監査の実施に考慮していなかったことです。

興味深いのは、その後の対応状況でしょう。そのままの姿勢を貫くのか、それとも、気候変動の影響を会計や監査において考慮するのか。

前回の記事では、2023年に公表された「気候会計・監査ハイブリッド評価」を紹介しました。それに伴って、この企業の2022年12月期に対する評価が公表されているため、その分析結果からどのような対応が図られたのかが理解できます。

そこで、今回の特別記事では、反対票を投じられた企業や監査人が、翌年度の会計や監査における対応について紹介していきます。これによって、何をすれば評価が得られる、また、ここまでしても評価されないというポイントがつかめるでしょう。IASBの気候その他の不確実性プロジェクトが具体的な形になる前に、知っておきたいところです。

 

新セミナー、内部監査へのKAM活用法前のページ

ガイダンスの情報源のSSBJ審議からみた、ISSB基準の構造的な問題次のページ

関連記事

  1. FSFD

    気候変動が財務報告制度に組み込まれるまでの座組

    ISSBによるIFRSサステナビリティ開示基準を的確に理解するために…

  2. FSFD

    「気候は重要」なのに、なぜ財務諸表は黙るのか――2025年決算で問われる“説明されない断絶”

     排出削減の進捗、移行計画の策定、シナリオ分析の高度化。サス…

  3. FSFD

    「ガバナンス開示」は、誰のために、何を語るのか

    経営陣に対し、事業の中核にある重要なリスクと機会の源泉を識別するよ…

  1. FSFD

    気候監査の静かな革命:数字が語らない監査実務の質的転換
  2. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.010 武田薬品工業、あずさ
  3. Accounting

    収益認識の消費税はおそろしく大変
  4. Accounting

    寄稿「監査人交代時に企業が注意したいKAMのポイント」
  5. Accounting

    書き初めで、物語を描く
PAGE TOP