企業財務に大きな影響を与える「新リース会計基準」について、特に不動産賃貸借に焦点を当てたセミナーを開催します。最近、SNSのXで次のようにツイートしたところ、多くの反響をいただきました。
新リース基準って、負債から考えるとわかりやすいかも。
— 竹村純也@ブログ特別記事『サステナビリティ開示の最前線』 (@bambootakemura) October 6, 2024
キャッシュ・アウト・フローが固定化された部分を負債計上する。その観点からリース期間を決めると思えば、すんなり理解できます。
相手科目は、売買としての所有権じゃなく、使用権として資産計上する。
そんなセミナーをしようかな。
https://twitter.com/bambootakemura/status/1842886066728300781
この反応を受け、新リース会計基準をテーマに、企業がどのように新基準に適応すべきかを深掘りするセミナーを開催する運びとなりました。今回は、負債計上の重要性に重点を置きながら、実務対応の具体策を提供します。
■セミナーで取り扱う内容
・新リース会計基準の全体像
まず、新リース会計基準の基本的なフレームワークを整理したうえで、企業財務にどのような影響を与えるのかを解説します。特に、負債計上に焦点を当てることで、借手企業がリース期間をどのように設定すべきかが理解できるようになります。
・不動産賃貸借への適用と実務対応
次に、不動産賃貸借におけるリース処理の方法に関して、リース期間の設定、サブリース取引、セール・アンド・リースバック取引など、具体的な実務対応を解説します。この領域は多くの企業にとって大きな課題です。私自身も、この実務対応に直面していることから、その経験を踏まえて、企業がこの課題にどう対処していくかを説明します。
・IFRS第16号「リース」の先行事例と監査対応
さらに、IFRS第16号「リース」に関する海外事例を紹介します。特に、監査上の主要な検討事項(KAM)として取り上げられた実例を紹介することで、監査対応の具体的なポイントを深掘りします。このKAM事例は私が直接収集した貴重な情報であるため、今後の監査対応やリスク管理に役立つ情報を提供します。
■実務に直結する知識を提供
今回のセミナーは、単なる入門講座ではなく、実務でリース会計に携わるCFOや経理責任者、担当者に向けた基礎講座です。具体的な実務対応策を学び、また、不動産賃貸借やリース会計に関する深い理解を得る機会として、ぜひご参加ください。