Accounting

伝わる書き方レボリューション

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英語のクセに、気になったことがありませんか。ボクは学生の頃から気になっていたものがあります。日本語と違って持って回った言い方のように感じていました。

 例えば、受動態の表現。英語って「~される」「~られる」というように、やたらと受け身の言い方をしますでしょ。なぜ、「~する」と直接的に表現しないのだろうと不思議に思っていたものです。

 他にも、動詞を名詞として使うでしょ。動詞でも使えるのに、あえて名詞にして、takeなどの動詞と組み合わせた言い方をするのも気になっていました。素直に動詞でいいじゃん、なんでわざわざ名詞にするんだと、英語の表現の仕方に違和感がありました。

 きっと、英語がネイティブな人たちにとっては、極めて自然なことなんだろうと理解していました。そうするほうが、彼ら彼女らの思考にマッチしていると。

 ところが、必ずしも、そうじゃないことが判明しました。昨日のブログ「ライティング攻略法」で紹介したプレーン・イングリッシュハンドブックに、それに関連した内容が書いてあったのです。

 このハンドブックは、英語が母国語としない人も含めて、わかりやすい英文とするための指南書。英語が世界で広く使用されていることから、英語がネイティブではない人でも理解しやすい文章にするための方法論が示されています。

 で、このハンドブックをみると、受け身の表現は避けるだとか、動詞で表現するだとか、ボクが不思議に思っていた点が、ことごとく改善が必要な例として挙げられていたのです。英語をネイティブとしない人だけではなく、ネイティブにとっても理解しにくい表現だったのですね。どうりで、どうりで。

 これは英語に限りません。日本語でも同じことが言えます。あえて持って回った言い方をする必要はありません。素直に率直な表現が相手に伝わりやすいのです。

 これも学生の頃、日本語の論文も読みにくい表現をしているなあと感じていました。受け身もそうだし、動詞を名詞にするのもそう。これを自然に理解できることがきっと大人なんだと思っていましたが、いやいや、違うじゃないですか。

 もちろん、表現にリズムを与える目的であったり、客観性を持たせる目的であったりと、これらの表現がすべて否定されるものではありません。これによって読者の理解が深まるなら、むしろ活用すべき。

 しかし、読者の理解を優先としていない表現だとするなら、それは否定されるべき。読者があってこその文章だからです。読者に理解してもらうために言葉を尽くすのです。それが書き手の務め。

 そうそう、先日、ある方から嬉しい言葉をいただきました。ボクが手掛けた文章に対して、今までで一番すらすらと読み進められたというレビューコメントをもらいました。このコメントには純粋に喜びました。

 というのも、今までと書き方を変えていたから。その書き方には、プレーン・イングリッシュハンドブックで紹介されていたテクニックも含まれていました。そんなことを知らずに使っていましたが、いろんな工夫が実を結んだのでしょう。

 自分自身はその変化に満足していたものの、読者からの反応が未知数でした。それがポジティブなコメントとして返ってきたものだから、嬉しいったらありゃしない。

 もともと、プレーン・イングリッシュハンドブックは、アメリカのSECが企業の開示書類の記載をわかりやすくするためにリリースしたもの。そういう意味では、会計や監査の文章にもマッチしやすいのでしょうね。

 財務報告の記述情報をわかりやすくしたい方は、ぜひ、ご覧ください。って、ボクがポイントをまとめて解説すればいいんじゃない。あっ、そうすると、ワークショップ型のセミナーとして提供したくなってくる。そんなことを考えるのが、ホント、楽しいです。

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