やはり、基本が大事。チラシづくりから、それを学びました。
先日のブログでお知らせしたKAMの外部セミナーの準備を進めています。講師としてコンテンツを作るのに加えて、企画者として開催の事務周りも手掛けています。
そんな事務周りのひとつに、案内リーフレットの作成があります。いわゆる、チラシ。
コピーライティングやセールスライティングを嗜んでいることから、そうした手法を盛り込みながらチラシを作っています。
コピーライティングの業界で世界的に著名で、かつ、現役の人物といえば、ダン・ケネディ。そんなダンは「だから、オファーなんだよ!バカ!」と、口酸っぱく言っています。チラシの中で謳う提供物の重要性を常に説いているのです。オファーの例として、試供品が挙げられます。
そのことは知っていたものの、今までオファーを用意したことはありませんでした。だって、オファーといってもコピーライティングの要素のひとつに過ぎないし、それがなくても他の要素で十分カバーできるだろう。そう軽く考えていたのです。
しかし、浅はかでした・・・。
実際、案内リーフレットにオファーを組み込んでみると、その完成度が大きく変わりました。作っている本人も、「これなら参加したいよ」と思うほど。
今回の外部セミナーは多くの人に参加していただきたいと強く強く思っているため、コピーライティングの基本を忠実に守ったのが正解でした。
学びの姿勢を表す言葉に、「守破離」というものがあります。この言葉は、千利休の教えの『規矩(きく)作法守りつくして破るとも離るるとても本を忘るな』が元になっているもの。
まずは「守」で師匠の教えをそのとおり守り、その次に「破」でその教えを発展させていき、最後に「離」で自分なりの形にしていく。もともとは芸事の学びの姿勢であったものが転じて、今では学び全般を表す言葉として使われています。
守破離に照らすと、学びのスタートは「守」。基本に忠実であることから学びは始まります。つまり、目指す人物のやっていることを徹底的に真似することなんです。カッコよくいえば、モデリングですね。
もし、あなたがキャリアの中で悩みや行き詰まりがあるのなら、一度、基本に戻ってみてはいかがでしょうか。軽く考えていたことが、実は重要だったってことがあるかも。
P.S.
ボクのダン・ケネディとの出会いは、この本。このタイミングで、基本に戻って見返してみようっと。
・ダン・ケネディ『究極のセールスレター シンプルだけど、一生役に立つ!お客様の心をわしづかみにするためのバイブル』(東洋経済新報社)