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セミナー資料で見落としがちな「背景」

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どのようなプレゼンテーション・ソフトを使おうとも、誰もが避けられない問題があります。すべての人が直面する問題のため、問題とすら意識されていないことも多いほど。それは、スライドの背景の選択。大きく、ゴチャゴチャ系とシンプル系とに分かれます。

 ゴチャゴチャ系のスライドとは、クセの強い色やデザインが背景。文字が読みにくいほどに、背景がうるさいのです。どちらかというと、スライド作りに慣れていない人にこれが多い。

 昔、ある専門家が講師の研修では、スライドの背景が濃い目の緑色。しかも、四角形の枠がうっすらと見えるもの。そんな色やデザインが邪魔をするため、とにかく文字が見えにくい。講師としての不慣れさや不勉強さがにじみ出ることから、ゴチャゴチャ系は使用しないほうが良い。

 これに対して、シンプル系のスライドとは、白や黒といった単一、かつ、文字が読みやすい色が背景のもの。座学系の研修で情報を正確に伝えるときには、文字数が多くなることから、このシンプル系が向いています。また、文字数を極力抑えたプレゼンで用いるスライドでも、文字の読みやすさという観点から、シンプル系が良い。

 日本では、白が背景のスライドが多いですよね。一方で、海外では、黒を背景としたスライドが多い。しかも、フォントは黄色が定番。

 最近、ボクは、ワークショップ型のセミナーで、黒を背景としたスライドを使うことがあります。このスライドに記載する文字数は、ワンフレーズであったり、2,3行であったりと、最小限に抑えたもの。

 そんなスライドで用いるフォントでオススメは、「しねきゃぷしょん」。水色の文字にすると映画の字幕テロップのようで、好きなんです。黄色も雰囲気が出ますね。そんな色使いで、名言や格言、キャッチコピーを表していく。日本語にも英語にも合います。

 このように、セミナーや研修の資料について、背景がゴチャゴチャ系とシンプル系とがあるとお話ししました。では、質問。写真やイラストを背景とするスライドは、どちらに該当するでしょうか。

 答えは、どちらにも該当します。上手く使えばシンプル系に仕上がるのに対して、失敗するとゴチャゴチャ系に陥る。この分岐点は、そのスライドに載せる文字が読みやすいかどうかだと考えています。

 写真やイラストを背景にしたスライドに、テキストボックスによる文字を載せても、読みにくいだけ。そんなときには、文字をテキストボックスではなく、図形のうえに載せるのが良い。テキストボックスに色を塗っても良いものの、四角形だけしか選べない。なので、選択肢を多くできる図形がオススメ。

 実際、テレビのバラエティ番組でも、スタジオや撮影した動画に重ねる文字は、文字だけのときもありますが、多くは図形のうえに載せています。バー状であったり、角が少しだけ丸い四角形であったりと。しかも、その四角形は塗りつぶしのものもあれば、透かしのものもある。このような工夫は、プレゼンテーション・ソフトを使うときに参考になりますね。

 ストレスなく伝わることに力をかけているものは、セミナーや研修の資料作りに役立ちます。テレビ番組や雑誌などは、そうしたネタの宝庫。最近じゃ、ネットの動画も洗練されてきたため、テレビ番組に近づいてきているものもあります。

 そんなことを意識すると、これらを見るときに、今までと違う形で吸収できるものがあります。さっそく、お試しあれ。

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