ネーミングは得意ですか。
ボクは何気にいろいろと名付ける機会があります。機会だけでなく、名付けたプロジェクト名やキャッチフレーズが採用されることも多い。
今、関わっているプロジェクトのひとつで、成果物についてネーミングしなければならない時期に差し掛かっています。
ネーミングにあたって、プロジェクトメンバーのそれぞれが候補を持ち寄る方法があります。しかし、せっかくチームで動いているため、共創して名付けたい。
そう考えていたときに、経営コンサルタントの神田昌典サンが、ネーミングの方法論を解説した洋書を紹介していたことを思い出しました。その本は、Alexandra Watkinsサンによる『 Hello, My Name Is Awesome: How to Create Brand Names That Stick 』。
これを使って組織学習のようなワークショップで展開すれば、プロジェクトチームの皆んなでネーミングすることができそう。そう考えたことから、来月にネーミングのミーティングをすることにしました。
となると、この洋書に基づきワークショップの構成を創らないといけない。そこで、お取り寄せ。なんとか年内に入手することができました。
で、この本を手にしてパラパラしたのですが、英語で書かれているために、日本語の本とは少し勝手が違う。
もちろん、神田昌典サンの解説を聴いているので大体の内容は理解しています。しかし、ワークショップで自分以外の人を導くためには、もっと内容を理解しておきたい。じっくり英語に取り組むのが正攻法ですが、何か別のアプローチができないものかと考えたところ、ひらめきました。
もしかして、この洋書をスマホのカメラをかざしてみたら、翻訳してくれるんじゃない?
ネットで検索してみると、カメラ機能を使った翻訳アプリの解説記事が出てくる、出てくる。しかも、無料で使えるのも普通にある。
そこで「Google翻訳」というものがカメラも使えるフリーのアプリだったので、すぐにダウンロード。アプリを立ち上げ、洋書の表紙にカメラをかざしたところ、、、思わず声が出ました。
すごい!
物理的に存在している洋書の表紙には、当然、英語で文字が書かれています。それに対して、スマホのカメラには、同じ箇所に日本語で表示されているのです。しかも、文字の色まで同じ。フォントも似た感じのもの。
こんなアプリが無料で使えるのです。翻訳の精度は完璧じゃないものの、雰囲気を掴むには十分使えます。
おっそろしい時代になってしまいました。隣にいたカミさんにも「すごいよ、これ。見て見て」と教えずにはいられませんでした。これは体験してみないと理解できないため、今すぐ試してみて、ホントに。
恐ろしいのは、このアプリが意味するところ。こんなに洋書の情報を掴むのがカンタンにできると、「英語だからできない」なんていう言い訳はもうデ・キ・ナ・イ。
特に大人の学習は、いかに行動に移せるかどうかが大事。内容の理解は、正直、わかっていなくても良い。
いくら正確に洋書の内容を理解していても、それを行動に移せなければ、読んでいないのと同じ。たとえ間違った理解のまま行動しても、動かないよりは100万倍もマシ。
だから、行動に移せるなら、内容の理解は少しでも問題ありません。となると、言い訳無用のこのアプリは、行動を後押しする強力なツール。
実際に、カメラでの翻訳を使ってみると、こんなに感動して話しているのがよく理解できるハズ。あなたも同じように感動したなら、お知り合いの方にもこの記事をシェアして欲しい。ちなみに、ボクはGoogleから何ももらってはいません。
ホント、テクノロジーって実際に使ってみないと理解できないことがありますよね。2019年はもっと積極的にテクノロジーに触れる機会を作ろうっと。あっ、その前にネーミングのワークショップを創らなきゃ。