この雰囲気、いいなあ~。「これ、どこで味わったけ?」と考えていたら、休日に参加していたワークショップ型のセミナーでした。
今日のお昼、セミナーではなく、ランチ会に参加していました。先日、「ソムリエから学ぶストーリー」という記事でお話ししたソムリエさんが企画したもの。別々のお店に務めるソムリエ、シェフ、パティシエがコラボした、ワインと合う食事とデザートを楽しむ会。
このお三方、お若いのに、知識と経験が豊富。このランチ会に向けた打ち合わせでは、それぞれが戦うことなく、互いの味をどう引き立てるかを考えてメニューを組み立てたとのこと。
例えば、シェフの専門は、イタリアはリグーリア州の料理。一方で、パティシエはフランスのデザートの専門。そこで、リグーリア州から西に向かって旅するように、土地ごとの前菜とメイン2皿を準備。その旅は、フランスはニースに至ります。つまり、デザートまでピークのままメニューが組み立てられています。
そのデザートは、ワインとの相性も踏まえて提供されます。セオリー的にはワインとチョコは合わない。互いのタンニンによって渋みが際立ってしますから。そこで、ワインに渋みを感じさせないよう、デザートのチョコには渋みを減らしていきます。
また、そのワインも、料理と合わせていきます。最初のメイン料理のテスタローリが、バスタに焼き目をつけたもの。そこで、木樽に入れていた銘柄を選ぶことで、ローストの味わいを持つワインで料理と相乗効果を狙います。
こうして、ソムリエ、シェフ、パティシエの3名が、互いの良さを引き出してお客さんに喜んでもらおうと全力のコラボ。それが実現できたのも、それぞれが自身の分野で一角の存在だから。いわゆる一流の人が創り出す空間が、今回のお店の暖かい雰囲気も手伝って、優雅で心地良い。
そんな時間に浸っていたときに、急に、以前に参加したワークショップ型のセミナーの様子を思い出しました。ファシリテーターも参加者も、寄りかからずに寄り添っている場。あのときの楽しい感覚が体の奥から蘇ってきました。
「あ~、ワークショップのセミナーを開きた~~~い」
無性にワークショップ型のセミナーがしたくなってきたのです。今週は、ボクが所属する事務所で、新人向けの研修で、ワークショップ的に進行していく予定。とはいえ、社内の人たち。もう少し緊張感を持つために、社外の人たちと一緒にワークショップを開きたい気持ちでいっぱい。
こうなったら、やっちゃいますか。一般社団法人リードフォーアクションの認定リーディングファシリテーターをしているので、事前に本を読み込まなくても大丈夫なスタイルの読書会をベースにして、いろいろと話し合う感じで。
ちょうど今日は、新月。これから一ヶ月の計画を立てるのに適した日です。こうなったら、日程を決めて、テーマを決めて、告知するしかない。日程を調整してみますね。