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周りの人と見える景色が変わる、たったひとつのこと

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あなたの周りに、なんでもよく知っている人がいませんか。専門分野に限らず、幅広くビジネス事情に詳しい人を。

 そういう人が必ず行っていることがあります。同じことをすれば、同じレベルに必ず立てることをしています。それは、調べること。

 なんだ、そんなことか、とバカにしたかもしれませんね。しかし、周りの人をよく見てみましょうよ。基本的に調べるなんてしていないハズ。

 これだけインターネットが発達した時代だから、ちょっと調べるだけでも情報が沢山得られます。「あれはどうなんだろう」と少し気になったワードを打ち込んで検索するのです。

 しかも、スマホで検索するなら、「Hey、Siri!」「OK、Google!」と呼びかけるだけ。打ち込む動作すら必要ない。これ以上ないほどに検索することが簡単になっています。

 もちろん、ネットにすべてがある訳ではありません。価値ある情報は、まだまだ本だったり、セミナーの中だけであったりと、専門の人から教えてもらったりと、無料で手に入る訳ではない世界も少なくありません。より有益な情報を得るなら、お金を払ったほうが早い。

 しかし、ネットに書いてあることさえ知らないまま突っ走ってしまうなら、これほど危ないことはありません。もしも経営判断の局面なら、大変な方向に向かってしまいます。場合によっては、コンプライアンス的にアウトのことも。怖い、怖い。

 こんなに検索することのハードルが下がっているのに、それでも検索しないのは、なぜか。ボクが思うに、調べるクセがついていないから。何か知らないことに取り組むにあたって、自分の中から生み出そうとする。

 でも、ですよ。所詮、知らない分野なんだから、調べたほうが効果的。あえて茨の道を歩く必要はありません。誰かが考え、トライし、成果を出しているような、舗装された道を歩くほうがはるかに容易に目的地に辿り着けます。

 周りを見聞きすると、普段から深く考えずに、その場しのぎでやり過ごそうとする人ほど、調べない。本人は真剣にやっているのかもしれませんが、外から見るとテキトーにしか見えない。

 一方で、常に学びを続けている人は、すぐに調べます。その場でスマホやPCで検索したり、すぐに本屋に駆け込んだり、あるいは、そのことに詳しい人と連絡をとってレクチャーを受けたりと、とにかく調べる。

 このときに気をつけたいのは、いつまでも調べることに夢中になってはいけない、ってこと。何も調べずに行動してしまうことは効果的ではないものの、調べすぎて行動に移せないのはもっとダメ。だから、ほどほどに、かつ、大量に調べるスキルが必要。

 短期間に大量にインプットするには、それを実現できるための方法論を身に着けておくべき。それは速読のスキルかもしれませんし、ノート術や記憶術といったスキルかもしれません。いずれにせよ、自分なりの方法論を身に着けておくのが良い。

 まるで自身がグーグルになったかのように大量の情報に触れていると、ある時期から他の人が止まって見えてきます。高速道路から一般道に降りたような感覚に近い。まあ、周りの人は、何の知識を得ることなく話したり行動したりとしてしますからね。

 そんなレベルから抜け出したいなら、そのための第一歩は、調べること。気になったこと、興味がわいたことは、とにかく調べる。やがて、他の人が驚くほどにビジネス事情に詳しくなっていますから。ホント、騙されたと思って、取り組んでみて。

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