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『決めた未来しか実現しない』から幸せの真意を学ぶ

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シンクロニシティって言葉があります。偶然の巡り合わせのような意味合いで使われることが多いのではないでしょうか。

 ボクは、本との出会いでシンクロニシティを感じることがあります。このタイミングでこの本に出会えた、必要とするタイミングであの一文が目に入ってきたなど、ここぞというときに、その状況にマッチした内容が記載されているのです。

 今日も、まさに本とのシンクロニシティでした。昨日のブログ「『ハートドリブン』から自身の在り方を学ぶ」では、他人の視線で振り回されないほうが良いのでは、とお話ししました。まあ、ボクが振り回されそうになっていたのですがね。

 で、普段は行かない書店にぶらりと立ち寄り、書棚を眺めていたときに、その背表紙が妙に気になりました。手にとって本の中身をパラパラと見て、面白そうだなと感じながらも、いったんは棚に戻します。

 しかし、どうしても気になってしまい、再び手にとったときには、レジに向かっていました。強烈に今の自分、いや、今日の自分に必要な本だと直感したから。

 その本は、作家の本田健サンが書かれた『決めた未来しか実現しない』(サンマーク出版)。2015年11月に発売されたもの。その後、2017年7には文庫版も出ているようです。ボクが手にしたのは、書籍版のほう。この本に書かれた、次の文章にハッとしました。

あなたも、十代に思っていたのとは、ずいぶん違う人生を生きているのではないでしょうか。でも、それが不幸というわけではなく、いまの人生の幸せを感じている人は多いでしょう。

 確かに、思った通りの人生でしか「幸せ」になれない、というものではありません。思った通りの人生でも不幸だと感じることもあれば、思った通りの人生ではなくても想定以上に幸せのこともあるからです。

 これは、他人の視点、他人の価値観によって図られた「幸せ」で生きていくことはナンセンスなことを意味しています。あたかも自分の外の何かが自分に幸せをもたらすと考える必要はないのです。

 であれば、自分の視点、自分の価値観に従って、かつ、今を満足できるように生きていくのが「幸せ」だということ。

 これって、どこかで読んだことがあるなあと思って自宅の書棚を探してみると、ありましたよ。それは、脳機能学者の苫米地英人サンが『苫米地式「幸せ脳」のつくり方-「本当の自由」を手に入れる いちばん簡単な方法』(イースト・プレス)でした。 苫米地英人サンによると、幸せは(不幸も)幻想だから追い求めても意味がないといいます。だから、自分の好きなような幻想をすればよいと説きます。つまりは、他人の価値観ではなく、自分の価値観で生きていけば良い、ということ。

 やっぱり、そうなんですよ。何かの指標を追いかけるような、周りの視線に振り回されるのは意味がない。自身の価値観に従って、今を行動すること。これが大事なんですよ。昨日の学びを後押しするような本との出会いでした。これって、シンクロニシティだと思いませんか。

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