Accounting

財務報告の流儀 Vol.007 大陽日酸、EY新日本

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

 文豪ゲーテが開示責任者だったなら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。彼は、「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのだから。

 そこで、KAM(監査上の主要な検討事項)を早期適用した事例から、財務報告のあり方について考えていく連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。今回は、次の事例を取り上げていきます。

(1)事例

証券コード 4091

会社名 大陽日酸㈱

業種 化学

開示書類 有価証券報告書

決算日 2020年3月31日

監査法人 EY新日本有限責任監査法人

会計方式 IFRS基準

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表に対するKAM

・のれんの評価

個別財務諸表に対するKAM

・子会社株式の評価

 この事例から学ぶべきポイントは、次の2点です。

・KAMの見出しの効果

・会計上の見積りの注記の「その他の情報」への対応

 同社の有価証券報告書をご準備いただき、実際の開示を確認しながら、財務報告のあり方を学んでいきましょう。いかに財務報告を良くしていくかに真摯に向き合っている人だけ、この先にお進みください。(注:無料の「財務報告の流儀(お試し版)」はこちらから。)

 

P.S.

この解説がベースになった書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』(同文舘出版)はこちら。

 

 

財務報告の流儀 Vol.006 東急不動産ホールディングス、EY新日本前のページ

財務報告の流儀 Vol.008 三菱ケミカルホールディングス、EY新日本次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『流れとかたち』でコンストラクタル法則を学ぶ

    最近、ボクがブログを通じて提唱してきたことは、財務報告の全社一丸対応…

  2. Accounting

    後発事象の基準案への決起大会

     「なぜ、この重要な事象を注記で済ませるしかないのか?」…

  3. Accounting

    『実験思考』から感応度分析の推進を学ぶ

     学校の授業でよくある光景。「はい、ここ重要だから、もう一回言います…

  4. Accounting

    記述情報が充実しない背景が明確になった一冊

    この意識が変わらないと、記述情報は永遠に充実しない。そう感じさせる本…

  5. Accounting

    コンテンツ化に必要な、文字の「見える化」

    コンテンツが作れずに悩んでいる方が、いらっしゃいますよね。セミナーや…

  6. Accounting

    まだ騒がれていない、東京オリンピックの決算インパクト

    東京オリンピックが始まるのは、2020年7月24日。来年の今頃は、オ…

  1. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第13話「専門家という壁」
  2. Accounting

    竹村純也のKAMの近道
  3. Accounting

    ボクがブログで有料コンテンツを掲載し始めた理由
  4. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.013 住友金属鉱山、あずさ
  5. FSFD

    気候優先アプローチの落とし穴? IFRS S1の適用範囲を正しく理解する
PAGE TOP