Accounting

財務報告の流儀 Vol.034 みずほフィナンシャルグループ、EY新日本

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

 文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのだから。

 そこで、KAM(監査上の主要な検討事項)を早期適用した事例から、財務報告のあり方について考えていく連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。今回は、次の事例を取り上げていきます。

(1)事例

証券コード 8411

会社名 ㈱みずほフィナンシャルグループ

業種 銀行業

開示書類 有価証券報告書

決算日 2020年3月31日

監査法人 EY新日本有限責任監査法人

会計方式 日本基準

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表に対するKAM

  • 自己査定及び償却・引当の妥当性
  • 流動性が低く市場価格がない金融商品の時価評価の妥当性

個別財務諸表に対するKAM

  • (ないと判断)

 今回の事例から学ぶべきポイントは、次の2点です。

  • KAMの見出しの付け方
  • KAMの参照先の取扱いについて制度改正の余地あり

 同社の有価証券報告書をご準備いただき、実際の開示を確認しながら、財務報告のあり方を学んでいきましょう。いかに財務報告を良くしていくかに真摯に向き合っている人だけ、この先にお進みください。 (注:無料の「財務報告の流儀(お試し版)」はこちらから。)

 

P.S.

この解説がベースになった書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』(同文舘出版)はこちら。

 

 

財務報告の流儀 Vol.033 三井住友フィナンシャルグループ、あずさ前のページ

財務報告の流儀 Vol.035 オリックス、あずさ次のページ

関連記事

  1. Accounting

    『「のれんの減損」の実務プロセス』の第3章を語る

    2022年7月に、『伝わる開示を実現する「のれんの減損」の実務プロセ…

  2. Accounting

    金融業のKAMは特殊だと思い込んでいました。しかし、読み始めると・・・

    こんにちは、KAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。KAM…

  3. Accounting

    ついに、予約開始。新刊はKAM早期適用事例集

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  4. Accounting

    日商簿記3級が、「100点で合格できました」

    2022年も9月に入りました。大学の前学期で受け持っていた簿記論の授…

  5. Accounting

    【お願い】収益認識プロジェクトに関するアンケート

    収益認識の新基準への対応に関して、気になる2つの出来事がありました。…

  6. Accounting

    海外KAM事例からの2021年3月期の決算留意事項

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  1. Accounting

    引き出す会話
  2. Accounting

    内部統制基準等の公開草案は、審議時からこう変更された
  3. FSFD

    3時間セミナーの開催「サステナビリティ開示の最前線」
  4. Accounting

    収益認識の新基準の消化仕入れと消費税
  5. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.022 AOKIホールディングス、PwCあらた
PAGE TOP