今日の2022年4月11日から、大学での授業が始まりました。今年で講師、2年目。担当する授業は、日商簿記検定3級レベルを目指す「簿記論1」です。100名近くが参加しています。
今年は何といっても、対面授業が復活したことが嬉しい。初めて講師を行った昨年は、いきなり全面オンライン授業。結局、生徒さんの顔を見ることなく、終わってしまいましたよ。寂しいったらありゃしない。
せっかくの対面授業のため、受講者同士のグループ・ワークも取り入れましたよ。教育現場の用語で言えば、「アクティブ・ラーニング」。これも、リアル講座ならではの醍醐味。
もちろん、オンラインでも、ブレイクアウトルームを活用すれば、似たようなことができるのも事実。ただし、同じルームのメンバーが協力的ではないと、まったく盛り上がらない。つまり、メンバーの姿勢に大きく依存してしまうのです。
それに対して、リアル授業では、自分たち以外のグループで盛り上がっているのが横目に入るため、良い意味で刺激になります。その結果、ブレイクアウトルームでお任せ状態にするよりも効果が得られやすい。
ちなみに、ボクが授業を受け持っている日本大学商学部では、今週から授業が始まりました。ボクの授業が月曜日の1時限目からであるため、今年入学した生徒にとっては初めて体験する大学の授業となります。想像の上を行こうと、スライドや小道具にも余念がない。
例えば、この「ぴよぴよタイマー」は必須のアイテム。時間を区切ってのグループワークの際に、終了を「ぴよぴよ」と知らせてくれます。今回も、面白がってくれた生徒さんがいましたね。
スクリーンにスポットライトを当てることができる、このポインターも久しぶりの登場です。社会人でもこれに遭遇していない方が多いと思うので、学生さんに「何だ、これは」と思ってもらえたら何よりです。
加えて、鉄板のグループワークも行いましたよ。それまで緊張感の張り詰めていた教室の雰囲気が、一気に和らぎました。やはり、「Yeah!!!」のグループワークは盛り上がりました。もちろん、ただ「Yeah!!!」を言わせるのではなく、そこに至るまでの仕込みをあるからこそ、盛り上がるのです。
ひとつ反省するとすれば、もう少し早いタイミングで実施すれば良かったこと。これがビジネスのセミナーであれば、途中参加お断りとすることもできますが、なにせ、大学の授業。諸事情で授業開始に間に合わない生徒がいることも想定したため、今回のタイミングとなりました。これは、来年の課題ですね。
とはいえ、グループワークの効果を感じることもできました。1時限目の授業が開始する前はかなり静かだった教室が、2時限目の授業が始まる前の休憩時間では適度な会話が生まれていたから。こうして新年度の初っ端から知人や友人ができたなら、ワークを実施した甲斐があるってもの。
コロナ前には、何かとあれば、こうした共創型のセミナーや勉強会などを開催してきたため、思い出しながら、また、新しくワークも取り入れながら、簿記の基礎を伝えていくつもり。さあ、バンブー式の簿記講座の始まりです。
P.S.
そうそう、授業開始のチャイムが鳴ったことも新鮮でした。自宅からの配信では、チャイムが鳴ることはないですからね。「教室」で授業した感が満載で楽しかったです。学食のカツカレーも美味しくいただきました。