Accounting

寄稿「企業が看過してはいけない、KAMのあの記載」

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

KAM(監査上の主要な検討事項)がどう報告されるかによって、企業側の見積りの精度が疑われかねない。そんなKAMの分析の仕方について寄稿しました。

寄稿したのは、株式会社プロネクサスさんが運営するディスクロージャー・IRの業務支援サイト「PRONEXUS SUPPORT」です。今日の2023年4月18日に、4回にわたる特集記事の第2弾として「企業が看過してはいけない、KAMのあの記載」が掲載されました。

今回、KAMの報告で注目した記載があります。それは、会計上の見積りを取り扱ったKAMでよく見かける言葉です。具体的にはどんな言葉かは、記事をご覧いただくとして。

この言葉は、あまりにもKAM報告に頻出するため、ついつい、専門用語と思いがち。しかし、これは造語であったことを明らかにしました。その出所も遡りましたよ。それはさておき。

記事の中では、この言葉の使われ方について、次のとおり、3パターンに整理しました。

  1.  その言葉だけで報告するもの
  2.  その言葉の内容を具体的に報告するもの
  3.  その言葉を用いずに報告するもの

これらの違いを体感できるのが、新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積りについて報告しているKAM事例です。感染拡大が始まった2020年3月期の頃は、どの企業も見積りのしようがなかった状況でした。それが、2022年3月期にもなると、状況が変わっています。そこで、2つ目のパターンによるKAM事例を紹介したのです。

2つ目のパターンを知っていると、1つ目のパターンのKAMを見たときの漠然とした感覚は大きい。多くのKAMを読んでいる投資家は、「なんて、汎用的な記載にとどまっているのだろう」という印象を抱かざるを得ないでしょう。

このような体感をした後に3つ目のパターンで報告しているKAMを見ると、「この企業は、一体、どんな見積りをしているんだ」と疑問に思われてもおかしくはない。たとえ、しっかりと会計上の見積りを行っていたとしても、KAMの報告から財務諸表の信頼性に関わる可能性があると指摘できるのです。

こういう言葉の取扱いをとっても、やはりKAMとは経営者が関心を持つべきものだと理解できるでしょう。ぜひ、ご一読ください。

(注)ご覧いただくには、会員登録が必要です。

バンブー式簿記講座の第3期が始まりました前のページ

セミナー「2023年3月期の有報サステナビリティ開示の書き方講座」次のページ

関連記事

  1. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.036 大和証券グループ本社、あずさ

     文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「…

  2. Accounting

    JICPAのKAM分析レポート、ご覧になりました?

    こんにちは。KAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。KAM…

  3. Accounting

    JICPAから「KAM研究の第一人者」と呼ばれて

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。KAMと…

  4. Accounting

    新型コロナウイルスと監査人の交代

    今から8ヶ月ほど前の2019年7月16日。このブログで「まだ騒がれて…

  5. Accounting

    とにかく「時点」にこだわった後発事象セミナー

    いや~、楽しかったですね。2024年2月26日に、一般財団法人産業経…

  6. Accounting

    2021年10月のセミナー「KAMの開示事例の検討と今後の課題」

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  1. FSFD

    寄稿「財務報告におけるサステナビリティ開示への経理部門の関与のポイント」
  2. FSFD

    2025年1月ISSB会議が注目するGICS使用要件
  3. Accounting

    内部統制基準等の公開草案は、審議時からこう変更された
  4. FSFD

    8割が『大変参考に』、実務直結のSSBJ基準(案)セミナーが好評
  5. Accounting

    セミナーの予告編をYouTubeにアップしました
PAGE TOP