FSFD

サステナビリティ開示の国内基準に対する金融庁の判断

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

サステナビリティ開示の国内基準の開発が予想外の展開を見せています。SSBJが公開草案の公表議決を行う冒頭で、金融庁から思わぬコメントが発せられたからです。

それは、2024年3月21日に開催された第33回のSSBJのことです。金融庁のコメントによって、予定していた公開草案の文案が変更されることとなりました。これによって、2024年3月7日に開催された「ASBJ/SSBJオープン・セミナー2024」における「サステナビリティ開示基準アップデート」の説明から一部が削除されます。

この議事概要を読むだけでは、まるで基準設定プロセスへの介入かのように映ります。しかし、審議動画を視聴すると、公的機関としての責任を果たそうとしていることが理解できるでしょう。

そこで、今回の特別記事では、こうした金融庁のコメントの背景を詳しく解説しています。この機会に購読し、限定コンテンツを通じて、さらに深い知識を得ましょう。あなたのビジネスに役立つ情報を常に先取りしてください。

 

温室効果ガス排出だけではない報告期間の取扱い前のページ

アメリカの企業と投資家とで異なる気候会計の認識次のページ

関連記事

  1. FSFD

    サステナビリティ関連のリスク及び機会の3つの識別プロセス

    2023年6月、ISSBは、2つのIFRSサステナビリティ開示基準を…

  2. FSFD

    米国サステナビリティの二幕劇:政治はブレーキ、経済はアクセル全開

    アメリカのサステナビリティ政策は今、奇妙なねじれ現象の中にあります。…

  3. FSFD

    第三者予測から炭素強度まで:進化する「気候監査」の全貌

    気候変動の影響は企業が作成する財務諸表に及ぶばかりでなく、監査人によ…

  4. FSFD

    基準の未来を左右する戦略的コメント:SSBJに投じたコメントの真意

    2024年9月5日に開催された第38回のSSBJ(サステナビリティ基…

  5. FSFD

    サステナビリティ開示の実践ワークショップ、SASB活用の秘訣を解説

    SSBJ基準の公開草案がリリースされたことを受け、企業はサステナビリ…

  6. FSFD

    全産業に広がる改革の波:SASBスタンダード改正の行方を探る

    サステナビリティ関連の基準やフレームワークは、刻々と変化しています。…

  1. Accounting

    見積り開示会計基準は、決算短信でこう開示された
  2. Accounting

    学びの姿勢を感じたセミナー「内部監査の機能を高めるための『KAM」の活用法』」
  3. Accounting

    会計士試験の合格体験記が著者人生のルーツ
  4. Accounting

    会計処理で悩むときには、これを疑え
  5. FSFD

    ISSBのスコープ3カテゴリー15修正案が投げかける本質的な問い
PAGE TOP