FSFD

2025年1月ISSB会議が注目するGICS使用要件

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

ISSBは、IFRS S2基準の修正に向けた議論を本格化させています。

前回の特別記事「ISSB基準の修正議論、グローバルの変化を先取りせよ」で解説したように、2024年11月の会議では、移行支援グループから提示された3つの課題を受けたことから、ISSB基準の修正の要否が検討されました。

そして、2025年1月29日に開催予定の会議では、さらに新たな修正提案が議論される予定です。それは、ファイナンスド・エミッションの産業別開示におけるGICS(世界産業分類基準)の使用義務の見直しです。この提案は、特に企業にとって負担軽減の可能性があるため、重要な論点といえます。

そこで今回の特別記事では、2025年1月のISSB会議資料に基づき、GICSの使用要件に関する議論を解説します。その内容は、次のとおりです。

■163の細分化、8桁のコード:GICSが可能にする産業分析
■GICSコードを活用した気候関連開示
■GICS使用要件を巡る課題:2025年ISSB会議の注目議題
■利害関係者の声に応える修正案:GICS要件改革の必要性を探る
■GICSを活かすか緩和するか?有用な情報の境界線
■法域と企業の選択肢を広げる:GICS修正提案の実現性
■複雑化なき進化:柔軟性と実効性の向上
■今回の3つの重要ポイント

この記事を読むことで、GICSの詳細な仕組みやISSB基準におけるその重要性を理解することができます。また、修正提案の意図を把握することで、将来的な開示対応において優位性を得るための準備が可能です。

この機会にぜひ購読し、限定コンテンツを通じて、より深い知識を身につけてください。あなたのビジネスの未来に直結する情報を常に先取りしましょう。

 

防衛特別法人税で注目!「賃上げ促進税制」のお勧め本前のページ

最新のSSBJ・ISSB基準動向を限定配信で確実にキャッチアップ次のページ

関連記事

  1. FSFD

    気候監査の静かな革命:数字が語らない監査実務の質的転換

    日本の気候監査は、表面的な統計では捉えきれない本質的な変革を遂げつつ…

  2. FSFD

    電力大手の最新サイバーセキュリティ開示をISSB基準で深掘り

    デジタル化が進む現代社会において、企業にとってサイバーセキュリティは…

  3. FSFD

    SSBJ基準「要件ジャングル」からの脱出法を完全公開したセミナー

    「この資料、開示要件が網羅されていて、本当に助かります」ある受講者…

  4. FSFD

    サステナビリティ開示:準拠表明の真実と戦略的意義

    SSBJ基準への準拠表明が、サステナビリティ開示戦略において重要な議…

  5. FSFD

    自然関連の財務情報開示の新展開:IFRS財団とTNFDの覚書が意味するもの

    2025年4月9日、IFRS財団とTNFD(自然関連財務情報開示タス…

  6. FSFD

    日本企業が初の「部分的」評価を獲得!2024年版の気候会計・監査ハイブリッド評価

    ついに、2024年版の最新「気候会計・監査ハイブリッド評価」が発表さ…

  1. Accounting

    減損会計で、見積り開示会計基準「その他の情報」はこう書く
  2. Accounting

    SNSで大反響!負債計上に焦点を当てた新リース会計基準セミナー開催決定
  3. FSFD

    気候優先アプローチの落とし穴? IFRS S1の適用範囲を正しく理解する
  4. Accounting

    後発事象のKAMに備える
  5. Accounting

    これからの「税効果注記」の話をしよう
PAGE TOP