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2025年7月、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)がSASBスタンダードの改正に関する公開草案を公表しました。これは、国際的な適用可能性を高めるための強化プロジェクトの成果のひとつです。
一方で、この動きと真っ向から対立する、極めて興味深い判断が英国で下されていました。この判断は、日本のサステナビリティ基準委員会(SSBJ)の事務局が「できなかった」ものでもあります。なぜ、英国にはできて、日本にはできなかったのでしょうか?
本稿では、SASBスタンダードを巡る国際的な動向と各国の戦略的選択を詳しく分析することで、この激変する制度環境の中で日本企業が採るべき現実的な対応策を明らかにしていきます。