Career

ブックライターを真似てみた

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

 セミナー講師や執筆をされているなら、この方法は試す価値があります。先週末は、その方法を初めて使ってセミナー資料を作ってみました。これが、すごくいい。

 特に士業の方は、基準や法令などの解説記事も読み込んだうえで、何十ページのセミナー資料を作っています。このとき、「あの記載はどの資料だっけ?」「この資料のどこだったっけ?」と記載の在り処に悩んだことが、一度や二度じゃないハズ。

 そんなときにこの方法によれば、目的の記載の箇所へ容易にアクセスできます。探すという手間がなくなるため、作業のペースも落ちなければ、見つからない焦りもない。こんなにもストレスがないなんて、嬉しい限り。

 その方法は、ブックライターの上阪徹サンが『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法』(講談社)で紹介しているもの。ここでいう「ブックライター」とは、経営者や俳優、科学者、スポーツ選手などにインタビューした内容を、一冊の本にまとめる仕事。 

 上阪徹サンは、この仕事で毎月一冊の本をかきあげています。取材もこなして月イチペースで本を出し続けるなんて、相当な多作家。憧れます。

 そんな実績をもつ方の執筆の方法を知れたら、同じように効果的に仕上げられるんじゃないかと思って、試してみたのです。それが、次のもの。

 

目次に対応した要素にカラー付箋を貼り、キーワードを書く

 

 ボクの場合はインタビューをしていませんので、少し状況が違います。そこで、関係記事に対して、この方法を使ってセミナー資料を作成した方法をシェアします。

 まず、資料をすべて打ち出しします。電子媒体ではダメ。目的の資料を一箇所にするのが大事。ただし、一冊でなくても大丈夫。何冊になってもよいので、ここに資料がすべてある、という状態にします。

 次に、その資料を読み込みながら、参考になりそうな箇所に赤線を引きます。ここで付箋を貼ります。セミナー資料を作る前に、3つの大きな構成でセミナーを組み立てられると感じていたので、使った付箋は3色。その付箋にはキーワードやフレーズを書き込みます。

 

 それを踏まえて、付箋ごとにマインドマップの作成。付箋の量が多かったため、いつもより大きめの用紙を用意しました。このとき、付箋は必ずしもすべては使いません。取捨選択しながら、付箋のキーワードやフレーズをマインドマップに書き込んでいきます。

 マインドマップが良いのは、1枚で全体を見ることができる点。そのおかげで、こっちのキーワードとあっちのキーワードがつながることが発見できます。毎回、「おお~、ここでつながった~!」とひとりで感動。

 キーワードが書き込まれたマインドマップから、セミナー資料の見出し単位の塊ごとに、マーカーで色分けします。ここまで来ると、セミナー内容の構成がはっきりします。

 

 ここから、8つに折ったA4サイズの白紙をストーリーボードとして、スライドの流れを作っていきます。8つのコマを8つのスライドに見立てて、鉛筆で大まかな絵を描いていきます。マインドマップからのキーワードをここで配置。また、スライドの順番もここで検討しながら、流れを見直していきます。

 最後に、鉛筆書きした内容をパワーポイントのスライドに起こします。すると、出来上がり。マインドマップの辺りからボクのオリジナルの方法となっていますが、その前工程はカラー付箋を使ったおかげでマインドマップ起こしがスムーズでした。

 もし、セミナー講師や執筆の予定があるなら、一度、お試しください。前工程がかなりサクサクと進みますよ。

 

P.S.
 上阪徹サンの本は、インタビュー系も好きですが、ライティング系はもっと大好き。この本以外も、ぜひ、ご一読ください。

技術は進むよ、どこまでも前のページ

採血で視点をシフトする次のページ

関連記事

  1. Career

    本の「おわりに」は、セールスレターの追伸なんだよ

     本の中で、本文の前に読まれがちな箇所。昨日のブログ「本の「はじめに…

  2. Career

    ピカピカの靴を履いて舞台に立とう

     今日は、2018年12月22日。冬至の日。北半球では、一年で最もお昼…

  3. Career

    やっぱり凄かった、オンライン共同編集

    今どきのテクノロジーって、ホント、凄い。今日のミーティングで、それを…

  4. Career

    2019年にもなって、電話を使っているの?

    ビジネスの世界で、信じられないこと。それは、電話で連絡すること。20…

  5. Career

    セミナービジネスの新潮流

    あなたのビジネスが、何かの原因で行えなくなったら。そんなことを考えさ…

  6. Career

    キャリアを引き上げてもらえる人、もらえない人

    組織の中には、いろいろなタイプの人がいます。先日、友人から、対照的な…

  1. Accounting

    【登壇】日本監査研究学会でKAMを報告します
  2. FSFD

    ISSB基準とESRSのガイダンス解説、日本企業が直面する国際基準の課題
  3. Accounting

    ついに判明、KAMの早期適用の状況
  4. FSFD

    気候優先アプローチの落とし穴? IFRS S1の適用範囲を正しく理解する
  5. Accounting

    第4章のゲラは、146ページ
PAGE TOP