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こんな読書会は、いやだ

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

 誰かに考え方を押し付けられたいですか。こんな問いかけに、「イエス」と即座に返答する人は少ないんじゃないでしょうか。

 以前に、知り合いから、そんな読書会に半ば強制的に参加させられることを嫌がっていた話を聞いたことがあります。

 

 なんでも、その知り合いが所属する組織の偉いさんが、読書会を好んで開催するようで。だから、時間外の開催であっても、参加する方としては業務。拒否できなくて、嫌々参加している状態。

 読書会で用いる本は、偉いさんが選びます。例えば、論語。参加者が、それなら読みたい、話したい、という本ではなく、一方的に押し付けられるのが実態。

 しかも、その読書会では、個々人の考え方を発表させられるものの、結局はその偉いさんの考え方を押し付けられるとのこと。自分はどう思うかなんていうのは、形としては聞きながらも、実質には無視。偉いさんの言いたかったことを確認させられる場になっているようです。

 

 だから、その知り合いは、その読書会に参加するのは、内心、いい気がしない。でも、偉いさんが招集している手前、参加せざるを得ない。とても嫌な気分になって家に帰るそうです。

 これ、ひどくないですか。

 「お腹が痛い」だなんだ言って参加しなければいいのにと思いますが、性格的に拒否できなさそう。辛い思いを抱えたまま、読書会に向かうようです。

 

 こんな形で、本に向き合わせると、読書が嫌いになります。むしろ、嫌いになることを植え付けている。ボク自身が、別の読書会のファシリテーターを務めているため、そんな無理強いの読書会は迷惑極まりない。

 選書にしてもそう。苫米地英人サンの本に『洗脳論語』(三才ブックス)という本があります。それによれば、論語のそれぞれの話には、前半は誰もが納得するようなことを書きながら、後半で支配の論理を忍ばせていると解きます。この説明を受け入れるかどうかは別にして、誰かの考え方を一方的に押し付ける場があるとしたら、それは洗脳と言っていい。 

 学びとは、個々人の話。どんな考え方が優れているかではなく、どう考えるか、どういう過程を経てその考えに至ったかのほうが大事。そんな「自由」が確保されなきゃおかしい。だから、その読書会を洗脳呼ばわりするのです。

 読書とは、、自身の考え方を超える考え方に触れたり、発想していったりできるもの。それなのに、誰かの凝り固まった考え方だけを正義として押し付けられるなんて、読書会を洗脳の道具にしているだけ。

 読書会は、思想を押し受けないことが大事。そういう意味では、ボクがファシリテーターになっている「リードフォーアクション読書会」は至ってフェア。何も押し付けはしません。自身が設定したゴールに向かって進んでいくことを後押しするだけ。

 きっと、その偉いさんも、悪気がないまま、洗脳するような読書会を開催しているのでしょう。だから、始末が悪い。偉くなればなるほど多方面に学んで、バランスを取らないといけないのです。

 だから、ボクらのように、社会に良い影響を与えたいなら、学びはやめてはいけない。知り合いのような人をそんな低レベルの読書会で本嫌いにさせることがあっては、社会の損失。考え方を押し付けないファシリテーションをもっと普及させる必要がありますね。

 

P.S.
 この本の分析は、なかなか痛快。これを紹介したときに、その人も夢中になって読んでいました。
・苫米地英人『洗脳論語』

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