宇宙。小学校に入る年頃から、宇宙に興味がありました。ちょうど、TBS系で「宇宙プロジェクト2019」という特番をちらり見したときに、そのことを思い出しました。
星空も好きですが、それ以上に宇宙空間の景色が好き。ガスのようなものが青色や紫色、赤色、黄色などが炎のように広がっているもの。懐かしさのような、畏怖の念のような、あるいは、圧倒的な広大さを思い知らされるような感じを受けます。
当時は、学研まんがひみつシリーズの「宇宙のひみつ」をワクワク・ドキドキしながら読んでいたものです。そこまで星や宇宙に興味を持ったのは、おそらくは天体望遠鏡がきっかけ。
隣の家の友だちのお兄さんが持っていたことから、一度、見せてもらったことがありました。その頃は田舎に住んでいたため、夜になれば星空が綺麗に広がります。そんな好環境のもとで天体望遠鏡から眺めた光景が6歳の少年にとって衝撃だったのは、容易に想像がつきます。それが今や、星に関連した名前の組織に所属しています。これも、面白いご縁ですね。
このように最初に接したものの印象で、その後の自分に影響を与えることがあります。最初にあった先輩や上司のマインドや振舞いがその後の自身に影響することもあれば、初めて口にした食べ物によってその後の好き嫌いが影響することもあります。あるいは、最初についた先生や講師によってその分野への興味が影響することだってあります。
いったんネガティブな印象を植え付けると、その後にポジティブに反転させるのに労力が要ります。最初に接した後は、ネガティブな印象をもった何かを遠ざけようとするからです。その結果、良いもの、ポジティブなものに出会う頻度が少なくなります。
ということは、あなたがビジネスで提供する価値は、良いものに仕上げる責任があります。中途半端な価値を提供したことが原因で、相手はそれを受け入れなくなってしまうのです。つまり、提供したものや分野の発展を阻害することに繋がるのです。
その反対に、ビジネスで提供する価値が良ければ、相手はそれに興味を持った結果、さらにそれを発展させてくれることもあります。こうして付加価値の連鎖を生み出すことができるのです。これは素敵なこと。
そういえば最近は、宇宙の本を読んでいないっけ。今のボクの経験を踏まえると、また違った意味を受け取れるかもしれない。サイエンス・ライターのサイモン・シン氏と翻訳家の青木薫サンの名コンビによる『宇宙創成』(新潮社)が上巻で止まっていたので、読み返してみようかな。
宇宙からのアイデアをセミナー講師やファシリテーターに活かせるヒントが得られたときには、また、お知らせいたします。ワクワク・ドキドキがあれば、きっと何か得られるハズ。