Career

執筆でも、空白を嫌う

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

人は空白を嫌う、とよく言われます。空白のままではいられずに、それを埋めようとする。何もない状態を解消しようとするのです。

 例えば、紙に空欄があれば、記入したくなる。スケジュールが入っていなければ、予定を詰めたくなる。仕事が落ち着くと、別の仕事が入ってくる。

 昨日のブログ「ついに見えてきた、今回の執筆の完成」で、今、取り掛かっている執筆が終わりそうだとお話ししました。春すぎから手掛けてきた原稿がようやく完成しそうだとお伝えしたところ。つまり、執筆についての空白が生まれようとしていました。

 しかし、人は空白を嫌います。執筆が落ち着くと、別の執筆が入ってくるハズ。すると、ホントに別の執筆のお話しをいただきました。こんなに間を置かずに空白が埋まるとは思ってもいませんでしたよ。

 今回のお話しは、単行本ではなく、記事の作成。記載のボリュームは、そう多くはない。でも、そう簡単には書けない内容なのです。そのことについて考える機会がないほどに、あまりにも当たり前に存在しているテーマ。

 最初は、説明するネタが少ないため、与えられた文字数がとてもハードルが高く感じました。研究者でもないのに、イチ実務家が一体、何を書けるのかと心配になったほど。依頼者は一体、何をボクに期待しているのかと。

 で、そのテーマについて調べてみました。「物書きは『調べる』が9割9分5厘6毛」と言われます。これは、広告代理店を退職して「青年失業家」を名乗る田中泰延サンが、著書『読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術』(ダイヤモンド社)で説いたもの。

 調べてみると、そのテーマに関する大きな流れが見えてきました。そんな変遷をしてきたのかと驚く一方で、納得もしました。まだ仮説の段階でこうなので、一次資料を掘り下げていけば、もっと見えてくる世界が現れると期待できる。

 今の時点でも、与えられた文字数を軽くオーバーしそうな予感。高いハードルだと思っていたところ、むしろ規定の範囲内に押さえないといけない。書けるかどうかの心配ではなく、書きすぎないように気をつけなければならない心配。

 きっと、いったん書き上げた文章を削っていくことになるのでしょう。5行分を2行から3行に圧縮することも必要になりそう。密度の濃い記事になりそうな予感です。

 これだから、与えられたお題に向かうのが楽しみ。自分からはチャレンジしなかった世界について、自分なりに構築することができるのですから。これまでの執筆もそうだし、セミナーや研修でもそう。知らない世界に飛び込むことで、もっと知ることができるのです。

 こうして空白を埋める話をしてきたのですが、気をつけなければならないのは、まだ、空白になっていないこと。今の執筆は終わりが見えてきたけれども、終わっていはいない。なので、早く仕上げなければなりません。ハイ、頑張ります。

ついに見えてきた、今回の執筆の完成前のページ

仕事ぶりが丸わかりになってしまうディッセンバー次のページ

関連記事

  1. Career

    令和の時代に「橋をかける」もの

    なぜ、人は橋をかけるのか。橋とは、こちら側とあちら側とをつなぐ役目を…

  2. Career

    目の前の専門家をネット検索してみましたか

    花粉症がラクになるなら。以前から、ある方法を耳にしていたのですが、「…

  3. Career

    ハイス・ファン・ウルフェン氏の講演で得たヒント

    今日は、1年半ぶりに、あの世界的なコンサルタントの講演に会いにいって…

  4. Career

    ワークショップで伝える順番はこれ

    何かを学ぶときには順番が大切。そんなことを今日、痛感しました。…

  5. Career

    後輩クンの眩しい行動力

     行動力のある人と会っている時間は楽しい。今日は、かつて一緒に働いて…

  6. Career

    望む状態になりやすい簡単な取り組み

     音楽の威力。実感したことがありますか。 アスリートが試合前に…

  1. Accounting

    海外KAM事例からの2021年3月期の決算留意事項
  2. Accounting

    証券アナリストのKAMの活用方法って、実は
  3. FSFD

    有価証券報告書に二つの制度が同居している——人的資本開示の構造的矛盾
  4. FSFD

    対応実務の一歩を踏み出す、ISSB基準の解説セミナー
  5. Accounting

    会計不正の“兆候”では遅すぎる。だからこそ、平時から狙うべき一点とは?
PAGE TOP