Accounting

年末のオーディオセミナーの聴き方

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。) 

今日は、面白い試みをしました。一昨日のブログ記事「過去の論文をグレードアップ」でお話ししたとおり、ちょっとした執筆も抱えています。大きな構想は出来上がっていたものの、具体化していくにあたって、どうも気が乗らない。

 執筆にあたっての素材は集まっているため、これを構成すれば書き上げるだけの状態。その構成も、マインドマップを使っているため、ライティングに着手できるほどには仕上がっている。しかし、どうも気が乗らない。

 このマインドマップに基づいて執筆すれば、原稿は仕上げることができます。ただ、その構成だと、ボクが書いた意義が見いだせない。なぜ、ボクがそれを書いたのかがハッキリとはしないのです。

 教科書的な執筆なら、何もボクが書く必要はありません。こんな実務家よりも、それを専門に研究している方々のほうが100万倍も適している。読者にとっても、誤解を与えない理解が可能なため、有益。そう考えていくと、ますます執筆に気が乗らない。

 そんなときは、気分転換。神田昌典サンによるオーディオセミナー「実学M.B.A.」の最新号を聴くことにしました。その内容は、神田サンによる講演「情報爆発に勝つキラーコンテンツの作り方」。Web上でマーケティング記事を配信する「バズ部」を運営している会社が主催した「コンテンツ・マーケティング・カンファレンス・イン・ジャパン」での講演の音声です。

 メルマガでの案内を見て、講演内容がある程度、予測することができました。ボクは神田昌典サンをかなり追いかけているので、きっと、アレを展開するんだろうなと予想がつくのです。今、神田サンが力を入れているアレを。

 もし、講演内容がそうだとすると、ボクの執筆上の課題も解決できそうな予感がしました。そこで、執筆の悩みを解決することをゴールとして設定しながら、今回の講演音声を聴きはじめました。オーディオセミナーの内容を理解するのではなく、それを聴きながら自身の課題を解決していくのです。これが、今日の面白い試み。

 で、その結果報告。

 ボクの課題は、僅か30分程度で解決できました。執筆に気が乗らなかったことが嘘のように晴れたのです。今のボクが書くことに意義のあるような、また、教科書的な構成とは違う切り口となるような、そんな原稿の構成が出来上がりました。

 納得の行く構成が、今すぐ書きたくなるような構成が出来上がれば、あとは書くだけ。パソコンに向かってキーパンチしていきました。今日の作業では、与えられた文字数の半分以上を仕上げた状況。そんな進捗度ですが、満足できる内容になっています。

 明日の作業で、ひとまずの初稿を完成させられそうです。当初のマインドマップに散りばめた素材は、半分も使うことはありません。ただ、その分だけ、文字に起こした内容を深めることができます。今の進捗度からすると、与えられた文字数に収まるかどうかのほうが心配。

 こんな感じでオーディオセミナーを活用することができます。ボクの執筆状況の報告ではなく、学習教材の活用の一例をお伝えするものでした。もし、聴くのが終わっていないオーディオセミナーをお持ちでしたら、今の課題を解決することをゴールにしながら聴いてみてはいかがでしょうか。

キャリアを変えるための星の活用術前のページ

専門サービス業のビジネスモデルの変革次のページ

関連記事

  1. Accounting

    ASBJにみる、KAMの新しい活用方法

    こんにちは、企業のKAM対応のスペシャリスト、竹村純也です。…

  2. Accounting

    収益認識で履行義務を「充足」する意味がわかる概念

    収益認識の新基準について、「とっつきにくい」という声を聞くことがあり…

  3. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.020 三井物産、トーマツ

     文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「…

  4. Accounting

    八田進二・堀江正之・藤沼亜紀『【鼎談】不正-最前線』から学ぶ

    不正は起きるものである。 これは、八田進二氏、堀江正之氏、藤…

  5. Accounting

    監査役に届いた、平時の会計不正対応

    2023年2月22日(水)、九州は博多で、日本監査役協会の九州支部が…

  6. Accounting

    本は「はじめに」が9割

    聞いてください。ニュースです。昨日の2021年11月10日、…

  1. FSFD

    気候リスク指標、企業の取り組み姿勢が問われる理由
  2. Accounting

    『東京改造計画』から学ぶイノベーションの起こし方
  3. Accounting

    内部統制研究学会に登壇が決定しました
  4. FSFD

    「サステナビリティ関連のリスク及び機会」の開示情報の選び方
  5. Accounting

    ビジネスモデル関連の機関誌に、記事が掲載されました
PAGE TOP