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ブレインストーミングのアイデア出しを鍛える方法

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

テレビでバラエティ番組などを見ているときに、紹介している内容のバックに流れている音楽が気になることがあります。つい、「この内容で、なぜ、この音楽を使っているのか」を考えてしまう。

 分かりやすいのは、バレンタインデー商戦を紹介するときに流れる、国生さゆりサンの『バレンタイン・キッス』とか、お寿司屋サンを紹介するときの、シブがき隊の『スシ食いねェ!』とか。そのものズバリのときには悩む必要はありません。

 ところが、そのものズバリではない音楽がかかることがあります。ちょうど今も、テレビ番組から流れてきたのは、久保田利伸サンの『LA・LA・LA LOVE SONG』。フジテレビ系ドラマ「ロングバケーション」となって大ヒットした曲。

 この歌もドラマも好きなため、口ずさんでしまいます。調子よく歌っているときに、テレビ画面を見て、「なんで、この曲が使われているんだ」と疑問に思いました。映し出されているのは、お寿司屋サンの店内。『スシ食いねェ!』じゃない理由が気になります。

 すると、ふと気がつきました。この曲の歌い出しは、「まわれ まわれ メリーゴーラウンド」だと。そう、この歌詞が回転寿司にちなんでいたのです。

 寿司といえば回転寿司、回転寿司はまわる、まわると歌い出す曲は『LA・LA・LA LOVE SONG』。そういう連想の結果、この曲に至ったのだと。こうして、楽曲をチョイスした人の思考回路をなぞることができました。必ず、その曲を選んだ理由がありますからね。

 以前のブログ「あなたは意図に気づけるか?」でもお話ししたとおり、料亭では「見立て」や「ちなみ」といった遊びがあります。部屋に飾られている掛け軸や花、提供される料理の盛り付けなどが、何に見立てているか、何にちなんでいるかに気づき、楽しむこと。

 これに気づくことで、トータルプロデュースをより味わえます。反対に、見立てやちなみに気づけないと、「あ~、今日の料理は美味しかったな~」だけで終わってしまう。味わいポイントが少なくなってしまうのが、モッタイナイ。

 ボクはこの「ちなみ」を、料亭ではなく、テレビ番組のバックに流れる音楽で楽しんでいる。ちなんでいるものが、楽曲のタイトルであることもあれば、歌っている人の振舞いを指すこともあります。もちろん、今回のように、歌詞の一部であることも。

 この「ちなみ」、時に気づくのが難しいケースがあります。連想の飛び方が大きすぎるときには、制作サイドの思考回路を再現できない。だからこそ、「ちなみ」がわかると、達成感が得られる。

 思うに、「ちなみ」遊びは、連想を広げることに同じ。「ちなみ」に精通するほどに、連想を広げることが上手くなる。これ、ブレインストーミングに役立つスキルになりますよね。

 ブレインストーミングでアイデアを発散させるフェーズで、ある言葉から別の言葉を連想していくワークを行うことがあります。普段から「ちなみ」遊びをしているのは、連想ワークを練習しているようなもの。おそらく、そうじゃない人よりも多くの言葉を広げられるハズ。

 ちなみに、このブログで写真を選ぶときにも、「ちなみ」で選んでいます。一体、どんな「ちなみ」なのかに気づくことができるでしょうか。

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