Career

ブログの運営とキャリアの相談に共通するもの

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

ブログを運営されているなら、過去の投稿も読んでもらいと思うのは当然の心理。せっかく苦労して書いた記事は、その当時のみならず、今でも目に触れてほしい。

しかし、過去のコンテンツを、今、読んでもらうための工夫はされているでしょうか。恥ずかしながら、ボクはまったく紹介していません。

日々のコンテンツの中で過去の投稿に触れることはあっても、過去の投稿そのものを振り返って紹介することには取り組んでいませんでした。TwitterやFacebookで記事を紹介してはいても、それは新しいものだけ。

それでは、過去のコンテンツが眠ったまま。非常にもったいない。今でも、そのコンテンツを必要とする人に届けたい。そんなときに、面白い本と出会いました。

 

ブログ運営に役立つ一冊

それは、『ユープレナー起業術』(ダイレクト出版)です。ユープレナーとは、You(あなた)とEnterpreneur(起業家)を組み合わせた造語で、「自分起業家」を表します。

著者は、起業家を支援するコミュニティ「ユープレナー」を運営するクリス・ダッカー氏。この本では、自分ブランドのビジネスを構築する方法を指南するもの。これ、個人で事業を行っていく人にとっては、かなり有益な本ですよ。

ボクに響いたのは、特に第4章の「SNSの活用」。SNSのコミュニケーションをビジネスに活かす方法が説明されています。その中には、ブログの過去記事を掘り起こすことにも言及されています。

 

ツイートすることのためらい

この本では、「Twitterは過去のコンテンツをPRするのにも使える」と伝えています。世の中、便利なツールがあるもので、ブログの過去の記事を自動でツイートできるものがあります。これを使えば、カンタンに実現できます。

そのツールの存在は以前から知っていました。でも、実装してはいませんでした。なぜなら、ツイートがうるさくなることを心配したため。以前にそれを指摘している解説もあったため、行動に移していませんでした。

これに対して、この本では、Twitterのタイムラインは「1分間に数回という頻度で更新されてどんどん流れていくため、一日に何度投稿してもさほど目障りにならない」と説明します。つまり、心配するほど目障りにならない、ということ。

しかも、ツイートの頻度まで紹介されています。著者の実績に基づいているため、その有効性に疑いはありません。だったら、やってみようと、過去のコンテンツを紹介するツールをブログに取り入れました。

 

その実績は・・・

そこで、本日の2021年2月21日の午前から実践。この記事を書いている時点で、すでに2本の過去記事がツイートされました。

その反応はというと、これが、読まれているんですよ。過去記事を紹介するツイートに興味を持たれた方々が、ブログに訪れています。時空を超えて読者にアクセスしている感覚を覚えました。

こうした積み重ねによって、過去に発信したメッセージを再び伝えられることを目の当たりにしました。やっぱり、違う結果を求めるなら、今までとは違うことをしないと、ね。

 

悩むよりも行動

この他にも、いくつかブログの改善に取り組んでいます。例えば、この本には「クリエイティブなカバー画像を作る」とする見出しで説明されたものがあります。

それを受けて作ったのが、こちら。今、ボクのSNSのカバーは、これに置換えました。

行動すれば、何かしらの結果が得られます。必ず前進できます。

先日も、キャリアについて話を聞いてほしいと、かつての後輩から連絡がありました。退職ではなく、所属する組織の活性化という意味での相談。

でも、その後輩は、もう十分に動けるほどにキャリアを積み重ねています。ボクに相談しなくても、どんどん前に進めます。だから、「とにかく行動」だと伝えました。

おそらく、期待する返答とは違っていたのでしょう。でも、その後輩にはそうとしか答えることがない。大丈夫、もう君は動けるから。

 

P.S.

紹介したカバー画像に掲載している書籍は、ボクの新刊『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』。もし、あなたが何かしらでKAM(監査上の主要な検討事項)の対応に関わっているなら、この本に書いてあることから始めてください。

 

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