Accounting

財務報告の流儀 Vol.053 ピジョン、あらた

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

文豪ゲーテが開示責任者なら、自社に固有の情報を記載したでしょう。「一つのことが万人にあてはまりはしない。めいめい自分にふさわしい流儀を求めよ」と話していたのですから。

そこで、早期適用されたKAM(監査上の主要な検討事項)の事例から、財務報告のあり方を考える連載が、この「財務報告の流儀」シリーズ。現在、2020年12月期の事例を取り上げています。

今回のポイントは、KAMの記載の仕方に関する工夫の提案です。

(1)事例

  • 証券コード 7956
  • 会社名 ピジョン㈱
  • 業種 その他製品
  • 開示書類 有価証券報告書
  • 決算日 2020年12月31日
  • 監査法人 PwCあらた有限責任監査法人
  • 会計方式 日本基準

 

(2)早期適用によるKAM

連結財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • 売上高の実在性

個別財務諸表の監査報告書に記載されたKAM

  • 売上高の実在性
    (連結のKAMと同一内容ではあるが、記載の省略を適用していない)

 

(3)今回の事例から学ぶべきポイント

  • KAM早期適用と同じタイミングで追加された開示
  • 不正リスクを匂わすか、明記するか
  • 連結のKAMと実質的に同一内容の場合の記載の仕方を考える

 

ここから先の解説は、野次馬的に重箱の底を突くような人には向いていないため、有料コンテンツとしてハードルを設けています。いかに財務報告を良くしていくかについて真摯に向き合っている人に限り、ご購読ください。

 

(注)2020年3月期の早期適用事例の分析については、書籍『事例からみるKAMのポイントと実務解説―有価証券報告書の記載を充実させる取り組み―』という形でまとめております。

 

 

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