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ISSBからS1基準とS2基準が公表されたばかりではあるものの、次に基準化されるテーマは、ズバリ、自然関連と予想しています。なぜなら、気候変動の対応と座組が似通っているからです。
前回の特別記事「気候変動が財務報告制度に組み込まれるまでの座組」では、気候変動の基準が確定するまでの重要な役割として、次の4区分に整理できることをお話ししました。
- プロポーザー(proposer)
- クリエイター(creator)
- トランスフォーマー(transformer)
- インテグレーター(integrator)
この座組が、自然関連の対応でも登場しているのです。しかも、の対応に共通して念頭に置かれたものも同じです。
そこで、今回の記事では、こうした座組について説明するとともに、2023年3月期に自然関連について4つの柱で開示した英国企業の事例も紹介します。これによって、サステナビリティ情報を開示する場合に、気候変動以外をテーマとするときにも記載の仕方について指針が得られるでしょう。