FSFD

アメリカの企業と投資家とで異なる気候会計の認識

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

気候変動の影響を考慮した会計や監査について、欧州と米国との間で大きな溝が生じています。

米国企業の中には、株主総会にあたって、投資家から気候変動の影響を考慮した会計の開示を求める提案が出されています。しかし、その企業は低炭素移行シナリオに基づく影響の開示を拒否しました。欧州の同業他社は前向きな対応を見せているにもかかわらず、です。

このように、気候変動問題への取り組みで企業間の温度差が鮮明になりつつあります。今後、この溝はさらに広がるのでしょうか。また、日本企業はどのように向き合えば良いのでしょうか。

今回の特別記事では、このように企業間の温度差が鮮明になりつつある最新の動向について、実際の米国企業を具体例に取り上げながら、株主提案への企業側の反論、投資家側の反論、第三者機関の見解など、多角的な視点からこの問題を掘り下げています。気候変動の影響を考慮した会計や監査の将来を占ううえで欠かせない重要な問題です。その目次は次のとおりです。

  • カーボン・トラッカー新レポートで地域格差浮き彫り
  • IEAネットゼロシナリオに基づく開示は「誤解」と反論
  • ARO見積りの詳細開示を求める株主提案の真意
  • バランスシートの気候リスクに目を向けよ
  • まとめ

この機会に購読し、限定コンテンツを通じて、さらに深い知識を得ましょう。あなたのビジネスに役立つ情報を常に先取りしてください。

 

サステナビリティ開示の国内基準に対する金融庁の判断前のページ

財務報告におけるサステナビリティ開示の本質はGHG排出にあらず次のページ

関連記事

  1. FSFD

    GHG排出量の算定期間、統一へ!期間調整の文言を削除した理由

    公開草案「指標の報告のための算定期間に関する再提案」に寄せられたコメ…

  2. FSFD

    サイバーセキュリティに関するサステナビリティ開示の留意事項

    無知とは怖いものです。その反対に、いったん知ってしまえば、状況がイメ…

  3. FSFD

    SSBJ基準が示す、ISSB基準を超える透明性

    SSBJ基準の再公開草案の公表に向け、審議が急ピッチで進められていま…

  4. FSFD

    日本企業が初の「部分的」評価を獲得!2024年版の気候会計・監査ハイブリッド評価

    ついに、2024年版の最新「気候会計・監査ハイブリッド評価」が発表さ…

  5. FSFD

    「指標及び目標」開示の構造コンパス<気候基準版>

    気候関連の「指標」や「目標」の開示は、もはや制度対応のチェックリスト…

  6. FSFD

    SSBJ公開草案にコメント提出:温室効果ガス再計算の是非を問う

    本日、2024年12月28日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)…

  1. FSFD

    国際基準とのズレに揺れるSSBJ基準案:企業の懸念と今後の行方
  2. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.007 大陽日酸、EY新日本
  3. Accounting

    金融業のKAMは特殊だと思い込んでいました。しかし、読み始めると・・・
  4. Accounting

    ワンランク上の決算資料の特徴
  5. Accounting

    バンブー式簿記講座の第3期が始まりました
PAGE TOP