気候関連のサステナビリティ開示を行う場合、SSBJ基準(案)には、温室効果ガス排出目標を開示する場合に詳細な要求事項が定められています。
これをどのように開示すべきかについて参考となる事例を探しているかもしれません。また、開示要求に含まれる「セクター別脱炭素アプローチ」や「カーボン・クレジット」がどのようなものかを知りたいと考えていることもあるでしょう。
そこで、今回の特別記事では、海外事例を紹介しながら、温室効果ガス排出目標の開示要求に関する理解を深めていきます。その目次は次のとおりです。
- 企業に求められるGHG排出量目標の開示
- 海外事例によるGHG排出削減目標の基準対応度
- 科学的根拠に基づくGHG排出削減の目標設定
- 利用者の期待に応えられるか、カーボン・クレジットの開示
- まとめ
これによって、GHG排出目標の開示について具体的なイメージが持てるようになります。また、GHG排出量について科学的根拠に基づく目標を設定する2つのアプローチの概要を学ぶこともできます。さらに、ISSB基準の「結論の基礎」に説明のある(つまり、SSBJ基準(案)には説明のない)カーボン・クレジットの開示要求の背景についてもわかるようになります。
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