FSFD

「予想される財務的影響」への定性的開示戦略

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

サステナビリティ開示で困難な領域のひとつは、財務的影響でしょう。特に「予想される財務的影響」は不確実性が高いため、難易度がさらに高まります。

前回の特別記事「「現在の財務的影響」で短期的リスクはこう開示される」では、IFRS財団のウェブキャストを紹介しながら、「現在の財務的影響」について解説しました。

そこで今回の解説記事では、「予想される財務的影響」について、スライドに示された3つの事例に、ウェブキャストの解説を反映し、さらに補足説明も加えながら、解説していきます。その内容は次のとおりです。

■時間軸で整理する「予想される財務的影響」
■「予想される財務的影響」を支える2つのメカニズム
■事例5:識別困難な財務的影響をどう伝えるか
■事例7:「適用促進メカニズム」で切り開く透明性
■事例8:小規模企業に寄り添う「比例性メカニズム」
■今回の3つの重要ポイント

この記事を読むことで、サステナビリティ関連のリスクと機会が企業財務にどのように影響するか、短期・中期・長期という時間軸で整理された情報を通じて、戦略的意思決定の視野が広がります。また、適用促進メカニズムを理解することで、定性的・定量的データを効果的に活用し、リスクとチャンスを見極めた戦略的判断が可能になります。さらに、限られたリソースやデータが不足していても、定性的情報を効果的に活用することで、投資家や利害関係者との透明性と信頼関係を築けることが理解できます。

この機会にぜひ購読し、限定コンテンツを通じて、より深い知識を身につけてください。あなたのビジネスの未来に直結する情報を常に先取りしましょう。

 

「現在の財務的影響」で短期的リスクはこう開示される前のページ

内部監査担当者が辿り着いた「会計不正リスク対応セミナー」物語次のページ

関連記事

  1. FSFD

    サステナビリティ関連のリスク及び機会の3つの識別プロセス

    2023年6月、ISSBは、2つのIFRSサステナビリティ開示基準を…

  2. FSFD

    サステナビリティ情報の開示に求められる“編集力”という視点

    サステナビリティ情報の開示が制度化されつつある今、最も注意すべき点は…

  3. FSFD

    英国サステナビリティ保証市場に潜む「未成熟」の真相とは

    日本におけるサステナビリティ保証制度の議論が具体化しています。202…

  4. FSFD

    英国の監査委員会はサステナビリティにどう言及したか

    ISSB基準に基づくサステナビリティ開示は、企業が作成者となります。…

  5. FSFD

    GHG表示単位について、SSBJで何が論点とされたか

    SSBJで審議されている論点のひとつに、温室効果ガス排出量の表示単位…

  6. FSFD

    「指標及び目標」開示の構造コンパス<気候基準版>

    気候関連の「指標」や「目標」の開示は、もはや制度対応のチェックリスト…

  1. FSFD

    英国サステナビリティ保証市場に潜む「未成熟」の真相とは
  2. Accounting

    コラム「日本企業が知らない『気候変動の会計』」を寄稿しました
  3. Accounting

    出でよ、ディスクロージャー委員会
  4. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.033 三井住友フィナンシャルグループ、あずさ
  5. Accounting

    果たして、KAMは注記がないから書けないのか
PAGE TOP