FSFD

GHG排出量の算定期間、統一へ!期間調整の文言を削除した理由

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

公開草案「指標の報告のための算定期間に関する再提案」に寄せられたコメントが早くも検討されています。コメント期限であった2025年1月10日から2週間も経過しないうちに、SSBJ事務局は寄せられたコメントの分析と対応方針をまとめています。

今回の審議の結果、公開草案の基本方針には大きな変更は加えられない見通しです。しかし、細かな点について、実務上注意が必要な論点が浮かび上がっています。特に、2025年3月末までに公表予定の確定基準のみを読んだだけでは、十分に理解できない可能性がある事項が含まれている点に留意する必要があります。

そこで今回の特別記事では、公開草案「指標の報告のための算定期間に関する再提案」へのコメント対応における主要な論点について解説します。その内容は次のとおりです。

■報告期間と算定期間の統一方針
■2024年11月公開草案に対する意見と議論
■「合理的な方法による期間調整」の文言削除
■企業における算定期間調整の課題と対応策
■今回の3つの重要なポイント

この記事を通じて、SSBJ基準がISSB基準とどのように整合性を確保しようとしているかを知ることで、サステナビリティ開示の円滑な導入に備えられます。また、「合理的な方法による期間調整」の文言削除の背景を理解することにより、今後の開示方針の方向性を把握できます。さらに、SSBJが提供予定のガイダンスが企業の実務にどのような影響を与えるのか、最新情報をいち早くキャッチできます。

この機会にぜひ購読し、限定コンテンツを通じて、より深い知識を身につけてください。あなたのビジネスの未来に直結する情報を常に先取りしましょう。

 

他では読めない! 英国KAM事例を踏まえた新リース対応前のページ

SSBJが選んだ“開示免除”という解決策—その背景にある戦略とは次のページ

関連記事

  1. FSFD

    IFRS S2が描く「新・排出量開示の設計図」──GHGプロトコルからの静かな決別

    温室効果ガス(GHG)排出量の開示制度は今、根本的な転換点を迎えてい…

  2. FSFD

    自然関連の財務情報開示の新展開:IFRS財団とTNFDの覚書が意味するもの

    2025年4月9日、IFRS財団とTNFD(自然関連財務情報開示タス…

  3. FSFD

    移行計画の大量のガイダンスについて全体像をつかむ

    サステナビリティ開示の世界では、報告書を公表するにとどまらず、ウェブ…

  4. FSFD

    役員の危機意識が鍵、サステナビリティ対応を変革する好機

    昨日の2024年5月29日、役員向けのSSBJ基準(案)の解説セミナ…

  5. FSFD

    アニュアルレポートにおけるSASB報告の海外事例

    財務報告でサステナビリティ開示を行う際に避けて通れないものが、SAS…

  6. FSFD

    1つの単語が変える日本企業の未来:サステナビリティ開示基準の隠れた論点

    2024年3月29日、SSBJはサステナビリティ開示基準の公開草案を…

  1. Accounting

    なぜ、簿記に3つの試算表が必要とされたのか
  2. FSFD

    即時・強制適用前・強制適用後——SSBJが示す3つの時間軸対応戦略
  3. Accounting

    2度目のKAMの第2号
  4. Accounting

    なぜ、後発事象のセミナーで、気候変動に言及するのか
  5. Accounting

    神回宣言の、バンブー式簿記講座
PAGE TOP