Accounting

情報の流れを操作される前に!会計不正リスクの発生メカニズムを体系的に学べるセミナー

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

2025年3月6日、株式会社プロネクサスにおいて「兆候がない平時から差がつく!棚卸資産不正の予防と発見セミナー~ 2024年最新の不正事例と効果的なアプローチを解説 ~」の収録を行ってきました。本セミナーは、会計不正への対応をテーマにしたものです。今回の開催で10回目を迎えました。

当初、本セミナーは共著『会計不正~平時における監査役の対応』の内容に基づき、不正事例を最新化しながら提供していました。しかし、近年では説明の内容が大きく進化しています。特にコアとなるフレームワーク「業務プロセスの単純化モデル」の適用の仕方が顕著になっています。

この進展の背景を探る中で、私は「コンストラクタル法則」に行き着きました。デューク大学のエイドリアン・ベジャン教授が提唱するこの法則は、「すべては、より良く流れるかたちに進化する」という原則を示しています。この視点を企業の業務プロセスに適用すると、企業内の情報フローが最適化されることで、決算数値の生成が効果的かつ効率的に行われることが分かります。逆に、情報の流れが意図的に変えられた場合、不適切な会計数値が生じます。これが会計不正の本質です。

必要最小限のサブプロセスを抽出したも「業務プロセスの単純化モデル」は、こうした視点に基づいているとも説明できます。このモデルを活用することで、情報の流れを意図的に操作できるポイントのうち会計不正の文脈から重要なものを6つに特定することが可能です。本セミナーでは、この重要ポイントに焦点を当てながら、平時からの不正リスク対応策を解説しています。

今回の収録では、セミナーの導入部分を大幅に見直すことで、情報の流れに基づくアプローチを明確に打ち出しました。これにより、会計不正の手口ではなくリスクそのものに焦点を当てることや、リスク・パターンと手口の関係性、コントロール・セットの活用方法などを明確に言語化しました。その結果、内容の体系性が向上し、また、時間配分も最適化されました。自信を持って「会心の出来」と言える仕上がりとなっています。

この進化によって、初めて受講する方々はもちろん、過去に受講した方々にとっても「業務プロセスの単純化モデル」を最大限に活用できる内容となりました。本セミナーを受講することで、実務に直結する不正対応の知見をすぐに活用できます。

会計不正は、発生した後に対応するのでは遅いのは言うまでもありません。重要なのは、平時におけるリスクの特定と予防策の実践です。本セミナーが、企業における不正防止の一助となることを願っています。ぜひ、受講し、自社のリスク管理に活かしてください。

『リースの数だけ駆け抜けて』第3話「四人の交差点」前のページ

『リースの数だけ駆け抜けて』第4話「定期契約の罠」次のページ

関連記事

  1. Accounting

    果たして、KAMは注記がないから書けないのか

    「企業が注記を充実してくれないから、KAMが書きにくい・・・」…

  2. Accounting

    『リースの数だけ駆け抜けて』第6話「モデルの構築」

    2025年2月上旬。雨が窓を叩く音が、会議室に静かなリズムを刻んでい…

  3. Accounting

    財務報告の流儀 Vol.020 三井物産、トーマツ

     文豪ゲーテが開示責任者なら、財務報告の流儀を求めたことでしょう。「…

  4. Accounting

    寄稿「KAMと内部統制報告制度との関係」

    内部統制といえば、その要素の一つに、「情報と伝達」がありますね。簡単…

  1. FSFD

    リスクと機会に区分したガバナンス図の海外事例
  2. Accounting

    5社目のKAM強制適用事例のキー・オブ・キー仮定
  3. FSFD

    初めてのダブル・マテリアリティを報告した海外事例
  4. Accounting

    寄稿「監査人交代時に企業が注意したいKAMのポイント」
  5. Accounting

    参考文献の掲載までの道のり
PAGE TOP