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ボクらの勲章

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

泣きたくなるよなつらーいー、ときーもーあるけどーーー。

嶋大輔サンによる大ヒット曲「男の勲章」を、つい口ずさんでしまうのは、ドラマの影響。

今回、家族で盛り上がって見ていたのは、日本テレビ系の「今日から俺は!!」。脚本・演出が福田雄一監督、主演が賀来賢人サンによるドラマ。1980年代のツッパリ高校生を描いていました。

そんな内容もさることながら、アラフィフのボクに刺さったのは、このドラマの主題歌。そう、冒頭で口ずさんだ「男の勲章」。

当時、小学生だったとき、「なんて綺麗なメロディーなんだ」と感じていたものです。あれから36年近く経った今でも、まったく色褪せません。

この曲の作詞・作曲は、TCR横浜銀蝿RSというバンドでギターを担当していた、Johnnyサン。他にも綺麗なメロディーの曲を生み出していた印象があります。

この「男の勲章」は、キャッチャーなサビで始まり、テンポの良いAメロからメロディアスなBメロへ流れて、サビに戻る構成。特に、Bメロの伸びのあるメロディーラインがたまりません。

爆発的に売れる曲って、聞いた瞬間にわかるものがあります。勢いというか、メロディーのオーラというか、漂ってくる何かがあります。この曲だって同じ。

ボクの勝手な想像ですが、きっと、この曲ができた瞬間、「売れる」と確信したんじゃないでしょうか。

Mr.Childrenは、「CROSS ROAD」という曲で一躍ブレイク。作詞・作曲を手掛けた桜井和寿サンは、この曲ができたときに、「100万枚売れる曲ができた」と言ったとのこと。その後は、出す曲、出す曲、売れまくり。

他のアーティストでも、ある曲からブレイクすると、その後も、売れる曲を生み出していく人たちが存在します。まるで、ベストセラーのコードを掴んだかのように。

小説の世界にも、ベストセラーコードなるものがあると言われています。それが、ジョディ・アーチャーとマシュー・ジョッカーズによる『ベストセラーコード 』。テキスト・マイニングと計量文献学の最新技術によって、ベストセラーとなる黄金の法則が明らかにされているのです。

こんな話を聞くと、ある分野での成功法則があるような気がしませんか。

確かに、そんなベストセラーコードなるものは、存在するのかもしれません。ただ、そうだとすると、ブレイクした後に売れ続けるはずなのに、必ずしもそうではない事実があることに説明がつきません。

忘れていけないのは、ベストセラーのコードを掴んだ人は、圧倒的なアクションを積み重ねていること。相当な量のインプットと相当な量のアウトプットを継続して行っている人が、たどり着く境地。それは売れた後でも同じ。

だから、社会に価値を提供することを目指しているボクらは、常に走っていないといけない。止まっていてはダメ。たとえ、泣きたくなるようなつらいときでも。

そんな地道な努力を続けることが、ボクらにとっての勲章だから。

P.S.
セミナーや実務解説書のベストセラーコードは、自分なりに構築しています。それが再現性ある形で取りまとめることのトライ・アンド・エラーを繰り返しています。
・ジョディ・アーチャー、マシュー・ジョッカーズ『ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム』

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