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これがビフォーアフターの使い方

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

セミナーの成功の秘訣は、参加者にビフォーアフターを体験させること。先日、ブログ記事「ファシリテーター、危機一髪」では、それを説いた書籍を紹介しました。

 そのブログ記事では、ボクがビフォーアフターに失敗した話を紹介しました。失敗した原因は、自己満足が先に立ってしまったこと。参加者の視点ではなく、単にボクの好奇心を優先させてしまっていたから。

 その後、同じワークショップ型セミナーの第2弾を開催しました。そのときに、たまたま、ビフォーアフターが上手く行ったのです。

 セミナーの休憩時間でのこと。音声入力の話題になりました。音声入力というと、次のような印象があるかもしれません。

「変換がまだまだ使用に耐えられないんじゃないか」
「音声入力が続かないとみなされると自動的にストップしてしまうタイムアウトが煩わしい」
「大きな声だったり、マイクの近くだったりと、マイクのことも考慮しなければならない」

 いやいやいや、これ、全部、過去の話。今はまったく違います。そんな声が聞こえたので、ちょうど今、ボクが音声入力を試していることから、それを実演することにしました。ボクが使っているのは、次の2つの組み合わせ。

 1つは、Chromeの拡張機能のひとつ、「VoiceIn」。無料でインストールできます。これによって音声認識が可能になります。ただ、ウェブサイト上でしか使えない。

 そこで、もう1つの「Pool Sketch」の登場。ブラウザでメモ帳ページを無料で共有できるサービス。

 いつもの入力環境で、ボクが話し出す。すると、スクリーンに映し出された画面には、次々とボクの声が文字に置き換えられていきます。

 それを見ていた参加者は、「おお~」と腹の底からの声があがります。「ほぼ正確に変換されている」という驚きの声も。中には、「有料のツールですよね」と確認の質問がありました。すべて無料だと答えると、「ええ~」とさらに驚きます。続けて、「マイクは何か特別なの?」との質問が飛びます。それも、ノートパソコンに標準的に付いているもので追加的なコストはかかっていないと話すと、もはや声さえ出てこない。

 そんな状況を目の当たりにして、音声入力の概念ががわりと変わったようです。セミナー終了後には、あの2つの組み合わせを早速試してみますという嬉しいコメントをありました。

 このように、身ををもって体験すると、見え方が変わります。これが、ビフォーアフターの効果。人から言われるのではなく、自身でそうだと理解するため、これ以上の納得感はありません。

 この域に達すると、そこから先はセミナー講師の話が待ち遠しくなる。参加者は、自ずと主体的に学ぶ姿勢になっていきます。そうなれば、セミナーの効果は約束されたもの。

 あなたのビジネスやキャリアでも、このビフォーアフターをうまく取り入れることができるなら、今以上の関係を築けることが期待されます。

 さて、何をビフォーアフターする?

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