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セミナーでは全体構成を示しなさい

(記事にはプロモーションが含まれることがあります。)  

え~、みなさんはご存知でしょうか。刑事モノのドラマに、2つのパターンがあることを。

 ひとつは、最初は犯人がわからず、時間が経過していくについて犯人を探し出していくパターンです。視聴者は、刑事側の視点でドラマを楽しむことができます。多くのドラマは、こちらのパターン。

 で、もうひとつは、、、

ンッチャ、ンチャ、ンッチャ、ンチャ、ンッチャ、ンチャ、ンッチャ、ンチャ、
パパパ、パパパ、パパパパーン

 なんて、三谷幸喜サン脚本のフジテレビ系『古畑任三郎』のように始めてしまいました。このドラマこそ、もうひとつのパターンなんです。倒叙型とも呼ばれます。

 このパターンでは、最初に犯行現場の様子が描かれたうえで、徐々に犯人に近づいていきます。刑事側の視点だけではなく、追い詰められていく犯人側の視点も楽しめます。

 主人公の古畑任三郎を演じるのは、田村正和サン。オープニングでの独特の語りかけが魅力的でしたね。そういえば、昔、この話りかけが、研修やセミナーで効果的なんじゃないかと考えて、少し研究していたときがありました。それほどまでに、好きなドラマでした。

 そんな影響のせいか、ボクは『古畑任三郎』パターンの研修が好き。つまり、最初に全体像が示される研修やセミナーです。

 というのも、最初に全体像が示されないと、どこに向かっていくのかが見えないため、ストレスがたまるからです。詳細ではなくても、大枠くらいは示してほしい。全体の中で、どの部分にいるのかを知りたいのです。

 だから、ボクの研修やセミナーでは、最初のほうに全体像を示します。もちろん、最後のゴールまでの道筋はわからないよう。ドラマ『古畑任三郎』のような倒叙型で仕掛けています。まあ、そこまで仕掛けていなくても、せめて目次のような大きな構成は知っておきたい。

 ところが、先日の研修では、目次のページすら用意されていない状態。話がどこに進むのか、心づもりができない。

 この他にも、途中の解説でも全体が示されない。突然、「ステップ1」と示されるのです。こちらとしては、「おいおい、ステップいくつまであるの? ステップ3までなの、ステップ5までなの」と、全体が気になって解説が耳に入ってこない。すかさず研修資料をパラパラして、ステップ数を確認したほど。結局、ステップは3つでした。

 そんなこんなで、ストレスだらけ。しかし、誰もがそんなにストレスを覚えるわけではない。実際、一緒に受講していた人は「わかりやすかった」という感想でしたし。ボクとしては「ええ~、なんで~」と驚きでしかなかった。

 もっとも、そんなストレスを感じるのは、ボクが勝手に期待しているため。ボクがセオリーだと思っているものに従うことこそが研修だ、セミナーだと強く思い込んでいるからです。それゆえに、セオリーどおりに構成されていないことが気になってしょーがないのです。

 もちろん、そのセオリーは、医師のポール・マクリーン氏が提唱する「三位一体脳モデル」に基づいているため、再現性の高い効果を得られるもの。ただ、世の中、いろんなタイプがいるため、そればかりではないのです。

 そうはいっても、再現性のある効果を得たいなら、セオリーに基づくべき。守破離のように進化していった結果なら話は別ですが、そうじゃないなら、研修やセミナーの成功をまぐれに賭けることになる。だから、定期的に基本に立ち返ってチェックすることが大事。

 ということで、今週に開催するワークショップ型のセミナーでは、ドラマ『古畑任三郎』のように倒叙型で行きますよ。はじめに、参加者のゴールや全体構成を示したうえで、参加者の視点でセミナーが展開されていく。ね、面白そうじゃないですか。

 はい~、では興味が湧いた人は、私までご連絡ください。ワークショップの開催を検討します。古畑任・・・いや、竹村純也でした。

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